「違うのですか」 思わず聞いた後、クラリスは少しだけしまったと思った。 しかしローゼンは怒らなかった。 「半分は合っていますわ」 さらりと言った。 「扇の奥で笑って、場を動かしてきました。それは否定しません。でも、笑って済ませてよいことと、そうでないことがあります」 クラリスは頷いた。 「では、王妃執務院と共同で記録を集めましょう」 「共同?」 「はい。夫人個人の呼びかけだけでは、社交界の争いに見えます。王妃執務院の慈善記録整理として進めれば、正式な形になります」 ローゼンは、少しだけ目を細めた。 「私を使うおつもり?」 「夫人も、わたくしたちを使えばよろしい
Huling Na-update : 2026-09-08 Magbasa pa