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第 143 話

last update publish date: 2026-09-08 13:20:50
「違うのですか」

思わず聞いた後、クラリスは少しだけしまったと思った。

しかしローゼンは怒らなかった。

「半分は合っていますわ」

さらりと言った。

「扇の奥で笑って、場を動かしてきました。それは否定しません。でも、笑って済ませてよいことと、そうでないことがあります」

クラリスは頷いた。

「では、王妃執務院と共同で記録を集めましょう」

「共同?」

「はい。夫人個人の呼びかけだけでは、社交界の争いに見えます。王妃執務院の慈善記録整理として進めれば、正式な形になります」

ローゼンは、少しだけ目を細めた。

「私を使うおつもり?」

「夫人も、わたくしたちを使えばよろしい
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