三十分前から浴び続けているシャワーの冷たい水は、アモラの肌にへばりついた不浄な感覚を何ひとつ洗い流してはくれなかった。彼女は昨晩、マヴェリックに連れ込まれた高級ホテルのバスルームの床に膝を抱えて座り込んでいた。両膝を胸元へ強く抱き寄せ、赤く腫れ上がった顔をそこに埋めている。「あの最低男……畜生め!」アモラは低く呪詛を吐き捨てた。かすれた声は、磁器タイルの床に激しく叩きつけられる水音にかき消されていく。身体の節々が痛む。昨夜、マヴェリックが自分をどう扱ったかを物語る無言の証拠だった。脳裏にあの記憶が容赦なく蘇り、胸が詰まるほどの激しい憎悪を掻き立てる。昨夜、このペントハウスの部屋に到着するやいなや、マヴェリックは刹那の猶予すら与えなかった。男は攻撃的に襲いかかり、容赦なくアモラの身体を掴み、貪った。マヴェリックの手から逃れようと、アモラは残された体力をすべて振り絞り——殴り、蹴り、爪を立てて抵抗した。しかし、体格の差はあまりにも絶望的だった。マヴェリックはアモラの頭上で両腕を容易く押さえつけ、その身体を崩れさせてシルクのシーツが敷かれたベッドの上へと押し倒した。間髪入れず、マヴェリックの筋骨隆々たる巨躯が覆いかぶさり、アモラのあらゆる自由を奪い去った。淫らな光を宿した瞳と、マヴェリックの唇に浮かんだ冷酷な笑みを、アモラは今も鮮明に覚えている。罵詈雑言を叫び続ける彼女の口を、男は強引に塞いだ。マヴェリックの触れ方は強圧的であり、絶対的な支配をもってアモラの美しい身体の隅々までを己のものだと主張していた。男は強要された甘美さの中にアモラを酔わせ、燃えさかるような口づけで彼女の拒絶をすべて踏みにじった。強固だった防壁を強引にこじ開けられたとき、アモラは己の敗北を悟った。男は猛烈なリズムで互いの核心をひとつに重ね合わせ、荒々しい歓喜の嵐を巻き起こした。それは恐ろしいものでありながら、否定しがたい快楽の痺れを刻み込んでいく。男の腕の中で押さえつけられながら、アモラはただ声をあげて泣くことしかできなかった。踏みにじられたばかりの尊厳を激しく悼みながら。昨夜の出来事は、一生消えることのない悪夢だった。生涯をかけて、あの男を憎み続けてやると彼女は誓った。コン、コン、コン!「アモラ、長風呂にもほどがあるぞ!」外からのマヴェリックの怒号が、暗鬱な回想を唐突に断ち切っ
最終更新日 : 2026-10-16 続きを読む