บททั้งหมดของ 分かれた彼が、全員私を溺愛してきます 〜私も彼ら全員を愛していますが、これはいけないことなのでしょうか〜: บทที่ 11 - บทที่ 20

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第11話 ただ、そこにいる人

木曜日は、和樹くんの日でした。その日は結城家に親戚が来るとかで、新太くんも幸也くんも久遠くんも駆り出されたそうです。『親戚の相手させられてる。和樹だけ逃げた。そっち行くってさ』幸也くんからのメッセージには、そう書いてありました。    ◇和樹くんは、昼過ぎに来ました。「どこか行くか」「暑いです」「だよな」それで、話は終わりました。私たちは縁側に座りました。祖母が出してくれた麦茶を飲んで、扇風機を回して、それだけです。風鈴が鳴りました。庭の百日紅が、まだ咲いていました。祖母は奥の部屋でテレビを見ています。ときどき笑い声が聞こえました。畳が、日に焼けた匂いをしていました。扇風機が首を振るたびに、私の前髪が持ち上がって、また落ちました。和樹くんは、座布団の上で胡座をかいて、庭を見ていました。何も喋りません。私も喋りませんでした。時計の秒針が聞こえるくらい静かでした。麦茶の氷が溶けて、グラスの中で小さく崩れました。そうやって三十分くらい過ごしたでしょうか。長いようで、短く感じました。「あ」和樹くんが言いました。「猫」塀の上を、茶色い猫が歩いていました。それだけです。猫は塀の向こうに消えて、また静かになりました。私は、泣きそうになりました。猫が通っただけです。それを二人で見ただけです。それだけのことが、こんなに満たされるのだと、私はずっと前から知っていました。    ◇これが、私の知っている時間でした。和樹くんと過ごす時間は、いつもこうでした。どこかに行くわけでもなく、何かをするわけでもなく、ただ同じ場所にいる。話すことがないから黙っているのではなく、黙っていても平気だから黙っている。この人の隣では、沈黙が気まずくなりませんでした。おかしな話かもしれませんが、私はたまらなく、この時間が好きでした。三年間、私はこの時間のために生きていたようなものです。付き合い始めたころは、和樹くんを退屈させていないか気にしていました。もっと話したほうがいいのか、どこかに誘ったほうがいいのか。あるとき、和樹くんが言いました。「俺、しゃべらなくていい相手って、澪がはじめてなんだよ」それを聞いてから、私は黙っていられるようになりました。無理に相手を気遣って、盛り上げようとして疲れる必要が
last updateปรับปรุงล่าสุด : 2026-09-17
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第12話 半分だけの話

金曜日は、四人全員の日でした。私はその日、初めて当番を断りました。『すみません。少し夏バテみたいで、家にいます』送信してから三分で、四通の返事が来ました。『了解。無理すんな』『えー!? じゃあ差し入れ持ってく! いらない?いらないの? わかった、行かない』『水分と塩』『ゆっくり休んで』順番に読んで、順番に返事をして、携帯を伏せました。夏バテではありませんでした。四人と一巡した、その次の日でした。月曜から木曜まで、私は四人と順番に過ごしました。楽しかったのです。四日とも、全部。なんだかそれが怖くなってしまって、金曜日を断ったのです。◇台所では、祖母が梅を干していました。うちの祖母は、一ノ瀬トキといいます。神主ではありません。神社の世話役というのは、要するに祭りの段取りをして、注連縄を綯って、社務所の掃除をする人のことです。祖母はそれを、五十年以上やってきました。背中が丸くて、声が大きくて、面倒見がよくて、祭りの前になると町じゅうの人が家に来ます。神さまの話をするときだけ、少しだけ声が低くなる人です。「澪、ざる持っといで」言われるままに、縁側にざるを並べました。梅が日を吸って、酸っぱい匂いを立てていました。「おばあちゃん」「なんだい」「結守さまって、本当にいると思う?」祖母は手を止めませんでした。「おられるよ」あんまり早い返事だったので、私のほうが黙ってしまいました。「見たことあるの?」「ないよ。見えたことは一度もない」梅をひっくり返しながら、祖母は言いました。「けどね、社務所の戸を開けるときに、たまにわかるんだ。ああ、今日はおられるな、って。空気が違うのさ。それだけだよ」私は、屋根の上に座っ
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第13話 四人を産んだ日

始業式の前の日、私は結城家に呼ばれました。呼んだのは幸也くんです。例によって勝手に決められていました。「母さんが澪ちゃん連れてこいってうるさくてさ」断る理由がありませんでした。むしろ、行かなければいけないと思いました。私はまだ、あの家を見ていなかったのです。◇結城家は、町の北側の住宅地にありました。私の記憶では、何度も行ったことのある家です。表札には「結城」とだけ書いてありました。玄関を開けて、最初に目に入ったのは靴でした。同じ大きさのスニーカーが、四足。サイズはほとんど同じで、色と汚れ方だけが違いました。一足だけ、かかとを踏んで履かれている靴があります。新太くんのです。見なくても分かりました。「おじゃまします」声が、少し震えたと思います。廊下の壁に、写真が飾ってありました。私はそこで、足を止めてしまいました。赤ん坊が、四人写っていました。小さな帽子をかぶって、白い布にくるまれて、並んで寝ています。四つとも同じ顔をしていました。その隣には、七五三の写真がありました。袴を着た男の子が四人、並んで写っています。もっと隣には、小学校の入学式。ランドセルが四つ。全部、なかったはずの光景です。「澪ちゃん? どうしたの」「……なんでもないです」結城家のお母さんは、明るい人でした。背が低くて、よく笑って、私の顔を見るなり「まあ、痩せたんじゃない?」と言って、台所に引っ込んで、五分後には唐揚げの皿を持って戻ってきました。「どんどん食べてね。うちは四人分作るから、量だけはあるのよ」食卓は賑やかでした。新太くんと幸也くんが唐揚げの最後の一個をめぐって言い合い、久遠くんが黙ってその一個を取り、和樹くんが笑
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第14話 誰とも付き合っていない人

九月一日、始業式。校庭に並んで校長先生の話を聞いている間、私はずっと自分の上履きを見ていました。まだ夏の終わりの日差しで、砂が白く光っていました。前に立っている生徒の背中を見ながら、去年の始業式のことを思い出していました。あの日は和樹くんが貧血で倒れそうになって、途中で保健室に行きました。私は列を抜けられなくて、終わってから走りました。今年、四人は全員、平気な顔で立っています。誰も倒れません。よかったね、と思いました。本当に、そう思ったのです。教室に戻ると、席替えでした。「よし来た」くじを引いた幸也くんが、拳を握りました。「澪ちゃんの隣。神」「引きが強いですね」「実力だよ」和樹くんは窓際の、一番後ろの席になりました。私の斜め後ろです。振り向けば見える位置です。振り向かないように、と自分に言い聞かせました。去年の二学期は、和樹くんが私の前の席でした。授業中に振り向いて、消しゴムを借りたことがあります。返すときに、わざと落として拾わせたこともあります。そういう小さなことを、私は全部覚えています。覚えているのが、私だけなのです。◇昼休み、ちさが私の机に弁当を持ってきました。「ねえ、前から思ってたんだけどさ」卵焼きを箸でつまみながら、ちさは言いました。「澪ちゃんって、なんで誰とも付き合わないの?」箸が、止まりました。「結城くんたち、四人とも澪ちゃんのこと好きじゃん。あれ絶対そうでしょ。四人とも澪ちゃん見るときだけ顔が違うもん」「……気のせいです」「気のせいじゃないって。私、去年からずっと見てるもん」ちさは、何も知りません。知らないというより、書き換えられているのです。この子の
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第15話 四つの誘い

文化祭の話は、その日のうちに四方から来ました。最初は幸也くんでした。放課後、ノートを開いて、私の机に身を乗り出してきました。「三組、喫茶店に決まりそうなんだよ。で、内装を昭和の喫茶店っぽくするの。クリームソーダとナポリタン」「バイト先のおばちゃんに聞いたらさ、赤いソファの喫茶店が昔この町にあったんだって。それ再現しようと思って」「よく決まりましたね」「俺が三十分かけてプレゼンした」得意げでした。「でさ、澪ちゃんに接客やってほしいんだよね」「私、そういうの向いてません」「向いてるって。澪ちゃん、丁寧だし、字がきれいだからメニューも書けるし」幸也くんは、そこで少しだけ声を落としました。「あとさ。澪ちゃん、最近ずっと一人でいるだろ」顔を上げると、幸也くんはノートを見たまま言いました。「人が多いところにいたほうがいいと思うんだよ。考える時間が減るから」この人は、いつもこうです。ふざけた顔で近づいてきて、いちばん的確なところに手を置いていくのです。◇次は新太くんでした。下駄箱のところで待ち伏せされました。「うちのクラス、焼きそばになった」「そうですか」「手伝いに来い」「私、三組ですけど」「三組は人手足りてるだろ。喫茶店なんか座ってるだけだ」言い方は乱暴でしたが、理由はすぐに分かりました。「……鉄板、重いんですか」「重い。というか、外だ」新太くんは、少し言いにくそうに続けました。「文化祭は外部の客が入る。他校のやつも来る。この前みたいなのが、また来ないとも限らない」あの日、ロータリーで震えていた手のことを、この人はまだ引きずっているのです。「目の届くところにいてほしい」誰かを守るというのは、こういうことなのだと思いました。
last updateปรับปรุงล่าสุด : 2026-09-22
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第16話 割れる

文化祭までの一か月は、あっという間に過ぎていきました。三組の教室は、放課後になると喫茶店の内装作りに変わります。ベニヤ板を切って、赤い布を貼って、段ボールでソファの背もたれを作る。幸也くんが設計図を書いて、私が採寸を手伝っていました。私は結局、クラスの喫茶店と、久遠くんの展示の両方に関わることにしました。新太くんの焼きそばだけ断ったことになります。重い鉄板を持つのは辛いという理由を伝えましたが、結果として、三つのうち二つを選んだのです。そのことに、私はずっと気づかないふりをしていました。選ばなかったのは一つです。誰も選んでいないつもりで、私はもう選んでいました。◇衝突が起きたのは、文化祭の一週間前です。教室で塗装をしていたとき、新太くんが入ってきました。「澪。ちょっと来い」「今、作業中です」「十分でいい。鉄板の位置決めるのに、客の動線見てほしい」刷毛を置こうとしたとき、幸也くんが立ち上がりました。「だめ」教室の空気が、少し止まりました。「なんでお前が決めるんだよ」「今ここ人手足りてないから。あと三日しかないんだよ」「十分だって言ってるだろ」「新太の十分、いつも三十分じゃん」軽い言い合いのつもりだったと思います。少なくとも、最初は。こういうやり取りは、これまでにも何度もありました。順番がどうとか、誰が先に言ったとか。そのたびに幸也くんがふざけて、新太くんが怒って、最後は久遠くんの一言で終わっていました。その日は、久遠くんがいませんでした。「じゃあ聞くけどさ」幸也くんが、刷毛を置きました。「なんで澪ちゃんなの? 動線見るだけなら、クラスの誰でもいいだろ」新太くんが黙りました。「言えないんだ?」「…&hell
last updateปรับปรุงล่าสุด : 2026-09-23
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第17話 人のいない場所

次の日、久遠くんから「資料室に来られるか」とだけ連絡がありました。昨日のことには、一言も触れていませんでした。あの場にいなかった人なのに、何があったかは知っているはずです。知っていて触れないというのが、この人のやり方でした。◇資料室は、特別教室棟の三階の突き当たりにあります。使っている人はほとんどいません。古い紙と埃の匂いがする部屋です。長机の上には、もう資料が広げてありました。久遠くんは、私が来る前からそこにいたようでした。上着を椅子の背にかけて、袖をまくっていました。めずらしく、ネクタイが少しゆるんでいました。市の郷土資料のコピー、古い地図、白黒の写真。結守神社の鳥居が写っているものもありました。今より参道が広く見えます。「これ、おばあちゃんに借りてきました」私は、風呂敷包みを机に置きました。中身は、祖母が社務所の物置から出してきた古い帳面です。祭りの支度の覚え書きで、何代にもわたって書き足されてきたものでした。「……すごいな」久遠くんが、めずらしく声に出しました。「触っていいか」「はい」久遠くんは、手袋こそしませんでしたが、指先だけで一枚ずつめくっていきました。丁寧な扱い方でした。私は、その手つきを見ていました。乱暴にめくったら破れる、という判断を、この人は一瞬でしています。物に対しても、人に対しても、たぶん同じなのです。三十分ほど、二人とも黙っていました。ページをめくる音と、外の吹奏楽の音だけがしていました。「なあ」久遠くんが顔を上げました。「結び火祭りの表記だが」「はい」「古いところだと、字が違う」私は、身を乗り出しました。久遠くんが指さしたのは、ずいぶん古
last updateปรับปรุงล่าสุด : 2026-09-24
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第18話 同じ手触り

文化祭の前日、三組の教室は喫茶店になりました。段ボールの赤いソファ、黒く塗ったテーブル、窓には紙でつくったブラインド。天井から吊るした裸電球には、オレンジのセロファンが貼ってあります。幸也くんの設計図どおりでした。あの人はちゃんと作る人です。ソファの中身が段ボールだということは、座るまで分かりません。塗装のムラも、暗くすれば見えません。どこを手を抜いて、どこを作り込むかの判断が、異様に速い人です。午後八時になると片付けの号令がかかって、みんなが帰りました。残ったのは、私と和樹くんでした。「レジの釣り銭、数え直しといてって言われた」「私は、メニュー表の最終チェックです」「じゃあ、しばらくいるな」それだけの会話をして、私たちは別々の机に向かいました。外はもう暗くて、廊下の電気も落ちていました。教室の裸電球だけがついていて、オレンジの光が机の上に落ちています。和樹くんは、十円玉を一枚ずつ数えていました。数え終わると、袋に入れて、また次を数えます。左手でノートを押さえて、右手で硬貨を動かしています。字を書くのは左なのに、細かい作業は右です。そういう人です。黙っていました。私も黙っていました。二十分くらい経って、和樹くんが立ち上がりました。「試作、飲む?」「クリームソーダですか」「余った材料で作っていいって言われた」和樹くんは、教室の隅の机に置いてあったソーダとアイスで、グラスを二つ作りました。緑のソーダに、白いアイスが浮かんでいます。さくらんぼは一つしかなかったらしく、私のグラスにだけ載っていました。「これ、和樹くんのぶんは」「俺、さくらんぼ好きじゃないから」そう言いながら、右手の親指が、人差し指の付け根を掻いていました。嘘です。和樹
last updateปรับปรุงล่าสุด : 2026-09-25
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第19話 後夜祭

文化祭は、二日間とも晴れました。喫茶店は大盛況で、私は二日でナポリタンを百二十皿運びました。久遠くんの展示にも、思っていたより人が来ました。町の年寄りが何人も足を止めて、「これ、うちの親父の写真だ」と言って笑っていました。新太くんの焼きそばは、二日目の昼に売り切れました。全部が終わって、校庭に火が入ったのは二日目の夕方です。閉会のアナウンスが流れたとき、教室のあちこちで拍手が起きました。段ボールのソファは、二日目の昼に本当に壊れました。◇後夜祭は、うちの高校では中庭でやります。櫓は組みません。金属のドラム缶に薪を入れて燃やすだけの、簡単なものです。それでも暗くなってから火を見ると、みんな盛り上がり、いつもと雰囲気が変わります。私は、輪から少し離れた石段に座っていました。疲れていたのと、火の色が、あの夜の提灯に似ていたからです。結び火祭りの参道には、両側にずっと提灯が並びます。オレンジ色の、少し古い光です。あの夜のことを思い出すと、もう息が浅くなるようになっていました。最初に来たのは、幸也くんでした。何も言わずに隣に座って、綿菓子を差し出してきました。「もらいもの」「ありがとうございます」しばらく、二人で火を見ていました。綿菓子は、持っているだけで少しずつ小さくなっていきました。「澪ちゃん」「はい」「俺さ、笑わせるだけの人間だと思われてるの、けっこう嫌なんだよね」火の粉が上がって、消えました。「新太に言われたからじゃないよ。前から思ってた」「幸也くん」「俺、ちゃんと好きだから」軽く言おうとして、失敗した言い方でした。語尾が、少し硬くなっていました。こちらを見ませんでした。「それだけ。言っただけだから、返事とかいいよ」
last updateปรับปรุงล่าสุด : 2026-09-26
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第20話 気配

気づいたら、結守神社の石段の下に立っていました。どうやって来たのか、よく覚えていません。校門を出て、商店街を抜けて、川沿いの道を走って。途中で靴擦れができていたことに、あとで気づきました。十月の夜は、もう息が白くなりかけていました。制服の上着を、教室に置いてきてしまったことに気づきました。取りに戻ることは、できませんでした。石段を上りきったとき、膝に手をついて、しばらく動けませんでした。境内には、誰もいませんでした。当たり前です。祭りでもないのに、夜の神社に人がいるわけがありません。常夜灯が一つだけついていて、拝殿の階段の下まで光が届いていました。あとは全部、暗い木の影です。八月には提灯が下がっていた参道に、今は何もありません。玉砂利を踏む音だけが、やたらと大きく聞こえました。「結守さま」声が、思ったより大きく響きました。「結守さま、いらっしゃいますか」返事はありませんでした。「出てきてください」私は、拝殿に向かって言いました。「聞きたいことがあるんです。たくさんあるんです。緒が育てばって、どういう意味ですか。どれくらいかかるんですか。四人は、あのままでいいんですか」風が、木を鳴らしました。「誰か一人を選んだら、どうなるんですか」答えはありません。「三人は、どうなるんですか」私は、返事を待ちました。待っている間だけ、まだ誰かが答えを持っているような気がしていました。常夜灯の周りを、小さな虫が回っていました。私は、階段に座り込みました。この二か月のことを、全部、誰もいない境内に向かって話しました。当番表が冷蔵庫に貼られたこと。幸也くんと川に入ったこと。新太くんの手が震えていたこと。久遠くんが毛布を持ってきてくれたこと。
last updateปรับปรุงล่าสุด : 2026-09-27
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