読書仲間と『neko to kiss』の原作小説と漫画を比較した時の驚きは忘れられない。小説では主人公の心理描写が細やかで、特に猫との出会いのシーンでは五感を使った表現が豊かだった。例えば、雨の匂いや猫の毛並みの感触まで文章で再現されており、想像力がかき立てられる。
一方、漫画ではキャラクターの表情や仕草が強調され、特にキスシーンの構図がドラマチックに描かれている。小説で淡々と進んだ会話も、漫画では吹き出しの配置やコマ割りでリズムが生まれ、全く別の作品のように感じた。原作ファンなら両方楽しむべきだと強く思う。猫の目線で描かれるシーンは、どちらも秀逸だが表現方法の違いが際立つ。