離婚後、元夫の溺愛が止まらない瀬名真依(旧姓:氷川)が人生で最も後悔していることは、全てを捨てて瀬名尚吾と極秘で結婚し、3年間を無駄にしたことだ。
彼の初恋の相手が現れた途端、彼女はあっけなく追い出されてしまう。
しかし、離婚した瞬間から、彼女の人生は驚くほど輝き始めた。
世界的トップデザイナー橘陽は彼女。名門・九条(くじょう)家の隠れた令嬢も彼女。
投資の世界で伝説と呼ばれる天才投資家も、また彼女だった。
元夫は彼女を追いかけ、結婚披露宴の会場にまで現れ、耳元で囁く。「……お前を、奪い返してもいいか?」
瀬名真依は冷たく微笑む。「あなたとは、もう関係ないわ」