結論として、歴史家が語る発見過程は連続した革命と改良の混合物だと感じる。個々の実験や人物の発見だけでなく、計測技術の改善、学術コミュニケーション、そして理論的枠組みの置き換えが絡み合い、質量保存の考え方が確立された。特に『Traité élémentaire de chimie』のような著作が広く受け入れられることで、その考えは教科書的な地位を占めるに至った。歴史の層を剥がすと、発見は単独の閃きではなく多重の努力の積み重ねだと改めて思う。
2002年にアメリカ化学会が発表したレポートでは、『空気中の負電荷粒子が健康に影響を与える』という主張を検証した結果、統計的に有意な効果は確認されなかったと結論付けています。さらに、2013年の『Journal of Negative Results in Biomedicine』では、所謂マイナスイオン発生装置を使った臨床試験で、プラセボ群と実験群の間に差異がなかったことが報告されました。こうした研究は、効果を謳う商品の科学的根拠の脆弱さを浮き彫りにしています。