愛さなければよかった夫の神前元紀(こうさき もとき)は、外で何度も女遊びしたにもかかわらず、どうしても離婚に応じてくれない。
彼の家族は、私のことを「ふしだらな女」だと罵った。
五年前、私が初めて離婚を切り出した時、元紀は何も言わず、ただ私を別荘に丸々一ヶ月間閉じ込めていた。
一ヶ月後、私は妊娠が判明した。
三年前、私が二度目の離婚を切り出すと、元紀はその夜のうちに実家へ戻った。
その直後、私は週に一度だけ子どもに会う権利を得た。
今日は三度目だ。私はようやくここから去ることができる。
なぜなら、私の子どもが私を愛していないこと、そして私たちの結婚自体が偽りであったことに気づいたからだ。
結局、私は外にいるあの愛人たちと何一つ変わらないのだ。
その後、再び顔を合わせた時、元紀はすぐに目を赤くした。