3 回答
あるコミュニティで300作以上の黒猫フィクションを分析したところ、意外なパターンが浮かんだ。メインストリームは恋愛物だが、『神猫様』設定を全面に出したファンタジーが約2割を占めていた。例えば、本当に魔力を得た黒猫が異世界で冒険する話や、中二病設定が現実の能力となるサイコサスペンスなど。
小ネタを膨らませたスピンオフも健在で、あの特徴的な髪留めが伝統工芸品だったという設定追加や、カラオケで熱唱する意外な特技ネタまで。残酷な運命を描くダーク系より、キャラの芯を崩さずに世界観を拡張する作品が支持を集めている傾向にある。
黒猫を扱ったファンフィクションで特に盛り上がっているのは、『もしも』のシチュエーションを掘り下げた作品群だ。例えば、主人公と黒猫が大学進学後も交流を続けるパラレルワールドや、彼女がゲーム開発者として成功する未来像などがよく描かれる。
その中でも際立つのは、原作では触れられなかった彼女の家庭環境に焦点を当てたストーリー。厳格な父親との確執や妹たちとの絆を深めるエピソードは、キャラクターの深層心理に迫ろうとする作者たちの熱意が感じられる。宗教観や中二病全盛期の過去を丁寧に紐解く作品も、ファン層から高い評価を受けている。
意外な傾向としては、『Steins;Gate』の世界観とクロスオーバーさせるSF仕立ての話が定期的に登場すること。科学オタクだった彼女のルーツを活かした設定展開に、読者は思わず納得させられる。
黒猫ファンメイドストーリーの魅力は、あの毒舌の裏にあるひたむきさを多角的に表現できる点だと思う。同人誌即売会では、彼女が書いていた『マスターたん』シリーズの実物を再現した小説本が人気を博している。オリジナルゲームを制作する過程でライバル作家と火花を散らす職業物や、高校卒業後の同人活動を描く成長譚も好評だ。
特に熱心なファンは、アニメ版でカットされたライトノベル執筆シーンを補完する作品を求める。万年筆を握る指先の描写から推敲の苦悩まで、創作活動の細部へのこだわりが光る。たまに混ざるコメディタッチの話では、五更家の晩餐会で珠希が姉の同人誌を誤解したまま宣伝するなど、ほっこりする展開も。