ちょっとしたコツを知っているだけで、
ひよこミキサーは毎日の料理で大活躍します。扱いが簡単で洗い物も少なく済むから、料理初心者でも気軽に挑戦できます。ここでは失敗しにくい定番レシピをいくつか挙げて、材料と手順、それから使い方のポイントを交えて紹介します。どれも短時間でできて、味の調整もしやすいものばかりですよ。
まずは基本のスムージー。フルーツの甘みだけで満足するタイプと、たんぱく質や食物繊維を足して朝食代わりにするタイプの両方を紹介します。材料(1杯分):バナナ1本、冷凍ベリー100g、牛乳または豆乳200ml、はちみつ小さじ1(お好みで)。作り方は全部をボトルに入れて20〜40秒ほど撹拌するだけ。滑らかさが足りなければ10秒ずつ追加してください。プロテインを足したいときは粉末プロテインを1スクープ入れてから混ぜるとダマになりにくいです。ポイントは液体を先に入れ、固形を上に重ねること。刃に負担がかかりにくく、なめらかに仕上がります。
次におつまみ系と調味料。ひよこミキサーなら『フムス(ひよこ豆のペースト)』が簡単に作れます。材料(2〜3人分):缶詰のひよこ豆(240g)1缶、オリーブオイル大さじ2、レモン汁大さじ1、にんにく1/2片、塩小さじ1/2、クミン少々。水分が足りない場合は大さじ1ずつ水を足しながら撹拌します。滑らかにしたらオリーブオイルを少量回しかけるとコクが増します。サルサやジェノベーゼ風のペースト(バジル+ナッツ+オリーブオイル+塩)も同じ要領で簡単に作れます。野菜のディップやパンに塗って楽しめます。
最後はデザートとお手入れのコツ。冷凍バナナを使ったバナナアイスは、冷凍バナナ1本を一口大に切ってから短時間でなめらかなアイス状になります。パンケーキミックスやホットケーキ生地も、ミキサーに材料を入れて30秒ほど回せばダマのない生地に。ナッツバターは時間がかかるので、焦らずに途中で止めて側面をかき集めながら撹拌すると成功率が上がります。掃除は使った直後にぬるま湯で軽く回してから、蓋や刃は取り外して洗うと手間が減ります。注意点としては、刃や本体を完全に浸さないこと、熱い液体は急に圧がかかる恐れがあるので冷ましてから入れることを守ってください。
どのレシピも自分の好みで材料を増減して試せるのが楽しいところ。私は最初にスムージーで練習して、次にディップ系、最後に固めのものに挑戦する流れをおすすめします。慣れると本当に手放せなくなる調理器具なので、気軽に遊び感覚でいろいろ作ってみてください。