意外と手がかりはいろいろあります。まず最初にやるべきは、手元の書籍や電子書籍の奥付(おくづけ)や商品説明をじっくり見ることです。出版社名や刊行情報が分かれば、その出版社の公式サイトに行ってみるだけで、インタビュー記事や告知ページが見つかることが多いです。私も気になる作品があるときは、まず出版社ページの検索窓に作品名を入れて関連ニュースやプレスリリースを探します。『
ふうこうめいび』のようなタイトルも同様で、刊行元の特設ページや著者インタビューのアーカイブがあるかをチェックすると良いでしょう。
次に試すのは、著者本人の公式媒体です。公式サイト、ブログ、そして今ならSNS(特にXやnote、LINE公式アカウントなど)にインタビューのリンクや抜粋が上がっているケースが多いです。私の場合、作者のツイートやピックアップされた記事から初出のインタビューを辿ることがよくあります。また、書籍の特装版や初回限定版には著者インタビューやロングインタビューが冊子として収録されていることがあるので、該当版の目次や商品説明を確認するのも有効です。さらに、出版社が運営するウェブマガジンや書籍紹介コーナーに、インタビューのテキストや音声・動画インタビューが掲載されている場合もあります。
ウェブ検索を使うなら、検索ワザを活用すると効率的です。例えば「'ふうこうめいび' 作者 インタビュー」や「'ふうこうめいび' 著者 取材」といったキーワードで検索し、さらにサイト絞り込み(site:xxxx.jp)を使って出版社や主要メディアに限定して探すと狙った情報に辿り着きやすいです。書評系メディアや文化系雑誌(例:『ダ・ヴィンチ』など)も定期的にインタビューを掲載するので、そうした媒体のバックナンバー検索や電子アーカイブを確認する価値があります。加えて、動画インタビューなら出版社のYouTubeチャンネルや書店の配信アーカイブ、ポッドキャストにも目を向けると意外な掘り出し物が見つかります。
図書館や大手書店の店頭資料も忘れずに。国立国会図書館のデジタルコレクションや地域の図書館が所蔵する雑誌のバックナンバーからインタビュー原稿を見つけられることがありますし、書店の特設コーナーやスタッフレビューにリンクが貼られている場合もあります。最終的に見つからないときは、出版社の問い合わせ窓口に掲載有無を確認してみるのも確実な手段です。どんな形であれ、作者の言葉を直に読めると作品への理解が深まるし、探し出したときの嬉しさもひとしおです。