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とにかく物語の衝撃を優先したいなら、別の入り口もある。わたくしは最初に映像化作品を一つ押さえてから原作に入ることが多い。2016年以降に作られたアニメ版は表現の仕方に賛否があるが、視覚的に「どこが重要か」を掴む手助けにはなる。
そのあとで刊行順に戻り、ブラック・ソードマンから黄金時代、続いて信仰や因縁に迫る編、と段階的に読み進めると気持ちの整理がつきやすい。映像はあくまで導入と考え、原作で細部の心理描写やコマ割りの妙を味わうのが本筋だと感じる。
焦らず一歩ずつ進むのがいい。僕のおすすめはまず第1巻から始め、ブラック・ソードマン編で雰囲気を掴んだら黄金時代編に入って人物関係を深く理解するスタイルだ。その流れを辿れば、ガッツとグリフィスの変化や物語に流れるテーマが自然に見えてくる。
途中で気持ちが重くなったら別のダークファンタジー作品を並行して読むのも手で、たとえば『ゲーム・オブ・スローンズ』のような別作品でペースダウンしつつ戻ると受容力が回復する。結局は自分の読み切れるペースで、重要なアークを丁寧に拾っていくのが長く楽しむコツだ。
序盤だけ試し読みしてみたことがある。私の性格上、物語の構造やテーマを把握してから細部に入るのが好きなので、少し変則的な順番をおすすめする。最初に黄金時代編を中心にまとめ読みして流れを掴み、次に最初の何巻かに戻って気になったシーンや伏線を再確認するやり方だ。
この順序は、登場人物の関係性を先に立体的に理解できる利点がある。さらに原作のプロトタイプや短編に興味が湧いたら『ベルセルク(プロトタイプ)』といった初期稿に触れて、作者の試行錯誤ぶりを見ると作品の奥行きが増す。順序を工夫することで感情的な衝撃をコントロールしつつ、物語の全体像と細部を両方楽しめると思う。
衝撃の度合いを調整したい友人にはこう勧めることが多い。俺は最初に短いまとめやガイドを読んでから本編に入る方法を取る。例えば各アークの概略を頭に入れておくと、初見のときの混乱が減る。
そのうえで刊行順に追う基本ルートを推すが、体力がない日は黄金時代のまとまった部分だけを先に読んで感情を蓄えるのも悪くない。映像化の評判が気になるなら、2016年以降のアニメを軽くチェックして、原作に戻ると細部の重さが際立つはずだ。
手に取った瞬間の記憶がある。
僕の場合は素直に刊行順に追うのが一番しっくりきた。序盤の断片的な導入やキャラクターの関係性は、最初から積み重ねて読むことで重みを増していく。まず第1巻から読み始め、ブラック・ソードマン編を経て黄金時代編へと続けると、グリフィスやガッツの変化が自然に理解できる。
途中で息をつくように、黄金時代を映画でざっと追って全体像を掴むのもありだ。映画版の『ベルセルク 黄金時代篇』は要約が強めだが、視覚的な勢いで主要人物と事件を把握する助けになる。とはいえ映画だけで済ませると細部の感情や描写を見落としやすいから、最終的にはやはり原作の巻を最初から順に読むのが満足感が高いと思う。
ページをめくるたびに、世界が広がっていったという感覚が忘れられない。俺は最初にある程度まとまった区切りで読むのが好みで、具体的には黄金時代編(コミックスで言えば中盤に位置する一連の巻)を一気に追う方法を勧める。黄金時代は登場人物のバックボーンとドラマが密に詰まっていて、ここを押さえると以降の展開が腑に落ちる。
そのあとでブラック・ソードマン編や信仰と贖罪のテーマが前面に出る編を読むと、物語のトーンがどう移り変わるかがより深く味わえる。時間がないなら先に1997年版のアニメで黄金時代を触れてから原作に戻ると入りやすいが、アニメ版は尺の都合で端折られている部分があるので原作の読み飛ばしはしないほうがいい。