ギリシャ神話の怪物たちについて語る時、ゴルゴンとメデューサの関係はよく混同されがちだ。実はメデューサはゴルゴン三姉妹の一人で、唯一不死身ではない存在だった。他の二人ステンノとエウリュアレとは異なり、彼女は元々美しい女性だったが、アテナの怒りに触れて蛇の髪と
石化の視線を持つ怪物へと変えられた。
面白いのは、メデューサの首が切り落とされた後もその力は失われなかった点だ。ペルセウスは彼女の首を武器として使い、敵を石化させた。一方、ゴルゴンという名称は三姉妹全体を指す総称として使われることもあれば、メデューサ個人を指す場合もあるため混乱を招く。古代の壺絵や彫刻を見ると、三姉妹が一緒に描かれる場合とメデューサ単独で描かれる場合があるのも興味深い。