どこにでもいそうな普通の男子が主人公の作品を探しているなら、'青春ブタ野郎'シリーズがぴったりだと思う。梓川咲太は一見冴えない高校生だけど、ユーモアと洞察力でピュアな恋愛を描いていく。特にいいのは、特別な能力がないからこそ、等身大の悩みや戸惑いが伝わってくるところ。
最近ハマっているのは'弱キャラ友崎くん'。ゲームでは最強だけど現実では無気力な主人公が、少しずつ自分の居場所を見つけていく過程がすごく繊細に描かれている。
クラスメイトとの関係性の変化や、自分自身と向き合う姿が、読んでいてじんわり温かくなる。こういう「ショボい」と思われがちなキャラの内面の豊かさを描ける作家は本当にすごいなって思う。