『転生したらスライムだった件』のタイトルを初めて見た時、正直「またありがちな転生ものか」と半ばあきれていたのを覚えています。しかし実際に読み始めると、スライムという
一見弱そうな存在が政治や経済まで巻き込んでいくスケールの大きな物語に驚かされました。
特に面白いのは、主人公が単に強くなるだけでなく、異種族間の共生社会を築いていく過程です。戦闘シーンよりむしろ、キャラクター同士の駆け引きや文化の衝突が丁寧に描かれています。最初は「ショボい」と思っていた設定が、逆に新鮮な視点を生み出していることに気づいた時の驚きは忘れられません。
こういう作品こそ、設定の見かけで判断してはいけないと痛感させられます。むしろ地味な設定だからこそ、作者の想像力が光るのかもしれませんね。