このことわざを考えると、『宵っ張りの朝寝坊』という対比的な表現が浮かびます。どちらも時間の使い方に関する教訓ですが、視点が全く逆ですね。
東洋では『早起き三文の得』が一般的ですが、西洋にも『The early bird catches the worm(早い鳥は虫を捕まえる)』というよく似た表現があります。どちらも行動の早さが利益につながるという点で共通しています。
面白いのは、フランス語のことわざ『Le monde appartient à ceux qui se lèvent tôt(世界は早起きする者に属する)』で、より積極的な成功哲学が感じられます。ことわざ一つとっても文化の違いが出ていて興味深いです。
文化によって知恵の集約を表現する言葉は実に興味深い。中国には『三个臭皮匠,顶个诸葛亮』(三人の皮職人なら諸葛亮に匹敵する)という表現がある。これは平凡な人々の協力でも天才の知恵を超えられるという意味で、日本のことわざとよく似たニュアンスだ。
イギリスのことわざ『Two heads are better than one』も同じ発想で、直訳すると『頭が二つある方が良い』となる。面白いのは、フランス語では『Plusieurs mains font le travail léger』(多くの手が仕事を軽くする)と、物理的な協力にも言及している点。どの文化も集合知の価値を認めているのが伝わってくる。