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実利を求める生き方は、確かに安定した生活を約束してくれる。例えば、収入の多い職業を選ぶことで、経済的な不安から解放されるのは大きい。
しかし、これだけに集中すると、人生の他の豊かさを見失いがちだ。趣味や人間関係に時間を割かなくなることで、心の満足度が下がることもある。『ソラニン』のような作品で描かれるように、お金だけでは埋められない空虚感に気づく瞬間が来るかもしれない。
バランスが鍵だと感じる。必要な安定を確保しつつ、自分が本当に楽しいと思えることにも目を向ける柔軟性が、長期的な幸福につながる。
目に見える成果を優先する考え方は、現代社会では合理的に見える。キャリアアップや貯蓄増加といった明確な目標があると、日々の努力が無駄に感じられない。
問題は、それが他人との比較を生みやすい点だ。『進撃の巨人』の兵団階級のように、数字や地位で人間価値を測る風潮は、知らず知らずのうちに自分を苦しめる。周囲と比べて焦ったり、達成してもすぐに次の目標に追われたりする悪循環に陥りやすい。
実利追求は手段であって目的ではない。自分なりの幸せの定義を持ち続けることが、この生き方と上手く付き合うコツだと思う。
功利主義的なアプローチは、短期的な意思決定には確かに有効だ。時間や資源を無駄にせず、効率的に結果を出せる利点がある。
危険なのは、それが習慣化した時に起こる視野の狭まり。『PSYCHO-PASS』のシビュラシステムのように、数値化できない価値を軽視し始める。アートや自然の美しさといった無形のものに触れる機会が減ると、感性が鈍っていく。
人生の質は数字では測れない。時には非合理的な選択も、長い目で見れば貴重な経験となることを忘れたくない。