戦略性が求められるターン制ゲームに没頭する数学好きは多い。『Into the Breach』のようなチェス的な要素を持つ作品では、限られたリソースで最適解を見つける作業が数学的思考そのものだ。敵の動きを予測し、確率を計算しながら一手一手を慎重に進める過程は、複雑な証明問題を解いている感覚に近い。
カードゲームの『Slay the Spire』も確率計算と組み合わせ理論が生きる。デッキ構築時に発生する確率的期待値の最大化は、数学的センスが直感として働く領域。数字に強い人ほど、確率の裏側にある法則性を見抜くのが早い。そうしたゲームデザインの裏側にある数学的美しさに気づけるのが、理系脳の特権かもしれない。