リアリティを追求する実写映画では、ため息や沈黙が大きな役割を果たす。『ソーシャル・ネットワーク』のマーク・ザッカーバーグ役が『You're going to go through life thinking that girls don't like you because you're a nerd. And I want you to know, from the bottom of my heart, that that won't be true. It'll be because you're an asshole.』と諭すシーン。長いセリフながら、計算された間と抑揚が呆れを増幅させている。
英語で「呆れ」を表現する場合、文脈によって使い分ける必要がありますね。
最も一般的なのは『disbelief』でしょう。相手の言動に信じがたい気持ちを抱いた時にぴったりです。例えば、友人がとんでもない嘘をついた時、『I stared at him in disbelief』と言えば、呆れながらも信じられない気持ちが伝わります。
もう少し軽いニュアンスなら『amazement』も使えます。驚きと呆れが混ざった感じで、『Her ridiculous outfit left me in amazement』といった使い方ができます。強い感情を表すなら『dumbfounded』が良いですね。文字通り声も出ないほど呆れた状態を表現できます。
これらの表現を使い分けることで、微妙なニュアンスの違いを英語でも正確に伝えられます。
『スター・ウォーズ』シリーズの「I am your father」というセリフは、日本では「お前はオレの息子だ」と訳されましたが、実際のニュアンスとはちょっと違いますよね。英語の原文はもっと衝撃的で、ドース・ベイダーがルークに告げる瞬間の緊迫感が伝わってきます。
翻訳の難しさは文化の違いにも現れていて、日本語の「息子」という言葉には家族的な温かみが含まれますが、英語の「father」はもっと冷たく権威的な響きがあります。この微妙なズレが、映画の印象を変えてしまうことがあるんです。オリジナル版と吹き替え版を比べると、登場人物の関係性の描かれ方まで変わって見えるから不思議です。