羅生門の作者が受けた文学的な影響について教えてください。

2025-12-26 13:01:27 252

5 Respuestas

Eleanor
Eleanor
2025-12-27 00:35:57
芥川の読書範囲は驚くほど広かったようです。中国古典からは『水滸伝』や『聊斎志異』を愛読し、『酒虫』などの作品にその影響が見られます。

フランス文学ではスタンダールを好み、『赤と黒』のような心理分析の手法を『鼻』などの作品で応用しています。さらに、ニーチェの哲学にも触発され、『河童』にはその超人思想の影響が感じられますね。
Liam
Liam
2025-12-27 02:06:56
『羅生門』の不気味な雰囲気は、ポーの怪奇小説からの影響も考えられますね。芥川は学生時代に熱心に海外文学を読んでいたそうで、ボードレールやフローベールにも傾倒していました。その影響で、美と醜、善と悪の相対性をテーマにした作品が多いです。

日本文学では、幸田露伴の『五重塔』から建築描写の手法を、泉鏡花からは幻想的な表現技法を学んだと言われています。これらが融合し、あの独特の芥川文学が生まれたのでしょう。
Samuel
Samuel
2025-12-27 22:15:29
芥川が影響を受けたのは何も小説だけではありません。彼は劇作家としても活動しており、シェイクスピアの悲劇から人物造型の技法を学びました。『藪の中』の多声的な構成は、シェイクスピア劇の影響が見て取れます。

また、キリスト教文学からの影響も指摘されています。『蜘蛛の糸』などには明らかに宗教的なテーマが含まれていますが、これは幼少期に通ったミッションスクールでの体験が背景にあるようです。

一方で、彼は俳句も嗜んでおり、松尾芭蕉の『奥の細道』からた美意識が、『杜子春』などの幻想的な描写に生かされています。
Emily
Emily
2025-12-30 01:52:56
芥川龍之介の作品を読むと、ロシア文学の影響が色濃く感じられますね。特にドストエフスキーの心理描写の深さは、『羅生門』の下人の葛藤にも通じるものがあります。

また、森鷗外からは西洋文学の翻訳手法を学び、日本的な題材に新しい表現を与える方法を吸収したようです。夏目漱石の『こころ』のような内面描写も、芥川の作風形成に影響を与えたのではないでしょうか。

面白いのは、彼が日本古典にも深く通じていたこと。『今昔物語集』から『羅生門』の題材を取っていますが、単なる翻案ではなく、近代的な解釈を加えたところに芥川の独自性があります。
Peter
Peter
2026-01-01 22:34:41
興味深いのは、芥川が当時流行していた自然主義文学を批判的に受け止めていたことです。彼は私小説的な作風を避け、むしろヨーロッパの新傾向派や表現主義に近い手法を追求しました。

特にアナトール・フランスの影響は大きく、『舞踏会』などの作品にはその明晰な文体が受け継がれています。また、メーテルリンクの象徴劇から、現実と幻想の境界を曖昧にする手法を学びました。
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