ん? いやいや……俺に素の姿を見せて油断でもさせようって企みですか?
ユイトは、警戒をさらに強めた。彼女が素の顔を見せるなど、ありえない。この表情も、何かの演技に違いない。そう決めつけ、身構える。
そんな彼の思考をよそに、ミカは屋上へ続く階段に腰を下ろした。ユイトは警戒して距離をとり、踊り場の隅の壁に寄りかかっていた。おいおい、そこに座られると……スカートの中がチラッと見えるのですが?
ユイトの視線が、思わず彼女の足元に引き寄せられる。座り込んだことで、膝上のスカートが少しめくれ上がり、白く滑らかな太ももが微かに露わになっていた。
彼女はそれに気づいていないのか、無防備な様子で、はぁ、と再びため息をつく。その姿は、確かに可愛らしかった。 しかし、ユイトの心は、その可愛さに騙されてはいけないと、必死に警告を鳴らし続けていた。「ユイトくんも座ればぁ? もう少し、ここでゆっくりしたいから……もうちょっと付き合ってよ」
ミカが、誘うように階段を優しく手で叩いた。その声は、どこまでも甘く、ユイトを誘惑するように響いた。
ユイトは、その言葉に逆らうこともできず、警戒しながらも、彼女が座る階段から少し離れた踊り場の隅の床に、壁に背中を預けるようにして腰を下ろした。 すると、さらに……。 チラッとどころか、白とピンクと赤のチェック模様のショーツの模様まで、しっかりと見えてしまう。ユイトの心臓が、ドクンと嫌な音を立てた。あぁ……これで、「下着を見せたんだから協力しなさいよ」とか言って脅してくる気か?
彼女の全ての行動が、計算づくしに見えた。この無防備な姿も、きっと罠なのだろう。ユイトは心の中で反発する。
俺は「好きで見たんじゃないし……」と言って断るからな。 彼女の卑劣な脅しに屈するつもりは毛頭なかった。 ユイトが視線をそらすと、ミカは小さく満足げに微笑んだ。その様子から、彼女が何かを企んでいることは明らかだった。 ユイトは、これから彼女が何を仕掛けてくるのか、じっと身構えていた。「私って、負けず嫌いで独占欲も強くてさ……色々と大変なんだよね。うぅーん……はぁ……」
ミカは、ゆっくりと両腕を上げて伸びをした。その細い身体がしなやかに反り、制服のシャツの裾から白い肌がちらりと覗く。
先ほどまでの疲労はどこへやら、リラックスしたような表情でユイトを見つめてくる。「ふぅー、なんでだろ……ユイトくん見かけて誘っちゃったけど……正解だったかもなぁ〜リラックス出来ちゃった! えへへ♪ また頼んでも良いかな?」
彼女は、無邪気な子供のようににこりと笑う。その愛らしい仕草に、ユイトは不気味さを感じていた。
あれ? 今のところ……特に脅されてない? これからか? 下着を見せたことについて、一切触れてこない。拍子抜けするユイトの思考をよそに、ミカは追い打ちをかけるように続けた。「いや、他の女子とか、男子がいるだろ?」
「……わたしの話を聞いてたぁー?」
もう少し……足を開いてくれたら……割れ目が……見えんのに。広げる訳ないか……あはは……
「ん? んっ……しょっと……」
ミカが足を開き床に落ちていた何かを拾った。今の動きで微妙にショーツが割れ目に食い込み俺の視界のエロ差が格段に上がった。ミカの……割れ目!?
「これ、ユイトくんのブレザーのボタンかなぁ?」
ミカの視線が俺のブレザーを見ていた。確認をすると、落ちた時の衝撃で取れたのかボタンが一つ無くなっていた。
「あー悪い。ありがと」
「ううん。これで、貸し借りナシのチャラね♪」
ミカが可愛い笑顔で言ってきた。いや……貸し借りナシどころか……良いものを見せてもらえてご褒美付きだったな。思ったよりも良いやつなのかもな? 今のところは……
「あ、あぁ……ま、また来たかったら、声を掛けて」
「うん。その時は、よろしくねっ」
その後、別々に教室に盛ろうとしていると俺が好きな女の子が向かいから歩いて来ていた。
ふんわりとウェーブのかかった栗色のロングヘア。大きくて澄んだ瞳は、いつも優しげに微笑んでいる。制服はいつも清潔で、スカート丈も校則通り。背筋を伸ばし、ふわりと揺れる長い髪を揺らしながら歩く姿は、まるで学校の廊下を花畑に変えてしまうかのようだ。彼女の明るく屈託のない笑顔は、いつも周囲を和ませている。
誰にでも分け隔てなく接し、困っている人がいれば、すぐにその手を差し伸べる。無理をしているわけではなく、心からそうしたいと思っているのがわかるから、誰もが彼女を慕う。彼女の周りには、いつも自然と人が集まっていた。
「あ、ユイトくんだ。ね、どこいってたのかなー?」
え? 俺を探していたのか? 何か用があるのだろうか。こんな風に声をかけられるのは珍しい。
「ど、どうしたの?」
「ううん。どこに行ってたのかなーって……思っちゃっただけだよ。昼休みは、いつも教室にいるでしょ?」
俺のことを見ていてくれたのか。その言葉が嬉しくて、胸が高鳴るのを感じた。
「気分転換で、ちょっと歩いてただけ……かな」
俺は、昨夜に妹と初めてを経験し、翌日にはクラスメイトと学校でエッチをしようとしている。これは……能力の効果なのだろうか? そんな考えが頭に一瞬だけ浮かんだ。しかし、目の前の光景と、密着したヒナタの身体の温かな感触に、余計な考えはすべて吹き飛んだ。 俺は、ヒナタの細い腰を支えながら、ゆっくりとショーツをずらした。現れたのは、すでに水気を帯び、艶やかに濡れた陰唇だ。くちゅ、くちゅ……と、湿った音が俺の耳に届き、熱を帯びた陰唇に息子をそっと擦りつけた。「んんっ……ぁ、あ……」 ヒナタの甘く切ない吐息が、俺の耳元をくすぐる。ヒクヒクと震える膣口の感触が、亀頭にダイレクトに伝わり、俺はゆっくりと、そして慎重に、ヒナタの中へと入っていった。「っ……!」 俺の息子がヒナタの膣口を押し広げる。ヒナタは、初めての感覚に体を硬直させ、息をのんだ。ゆっくりと、ゆっくりと、その熱い粘膜の壁を突破し、奥へと進んでいく。「い、いた……っ……ぃ……」 ヒナタの潤んだ瞳から、一筋の涙がこぼれ落ちる。その涙は、彼女が初めての経験に耐えている証拠だった。俺は、ヒナタの痛みを感じ取り、動きを止めた。「ヒナタ……ごめん……」 俺がそう囁くと、ヒナタは涙を流しながらも、俺の顔を両手で優しく包み込み、ゆっくりと首を横に振った。「ううん……だいじょう、ぶ……」 彼女の言葉は震えていたが、その瞳は、俺をまっすぐに、そして熱い想いを込めて見つめていた。ヒナタは、俺にすべてを委ねるように、腰をわずかに突き出し、続きを促してきた。 俺は、ヒナタのその言葉と仕草に、愛おしさを感じながら、再びゆっくりと、彼女の中へと深く沈んでいった。 ヒナタの細い腰に腕を回し、俺は優しく、そして愛情を込めて動き始めた。一歩進んでは止まり、ヒナタの反応を確かめるように、ゆっくりと、ゆっくりと。「んっ……ふ、ふぁ……んっ、んぅ……」 ヒナタの口から、甘い吐息が漏れる。その膣内は、初めての異物感に慣れようと、ひくひくと震えているのがわかった。俺の息子を、内側から優しく包み込むその感触は、柔らかく、そして温かい。まるで、俺の存在を全身で受け入れてくれるかのような感覚に、俺は愛おしさを感じた。 にゅる、にゅる、と、奥へ進むたびに、ヒナタの中が締め付けられる。その度に、ヒナタの喉から小さな喘ぎ声が漏れ出した。彼女の
そんなことを思いながら、俺はヒナタの唇を軽く指でつまみ、その柔らかさを確かめるように触った。指で唇をなでていると、小さく桃色の舌がちょこんと出てきて、唇と俺の指を舐めた。 俺の指に舌が触れると、ヒナタはビクッと身体を震わせ、恥ずかしそうに俺を見つめた後、すぐに視線を逸らした。 それでもヒナタは嫌がる素振りを見せるどころか、徐々に俺に寄りかかってきていた。 ……これ、我慢の限界なんですけど……。俺の理性の箍が、今にも外れそうだった。 俺は、ヒナタの細い腰に腕を回し、彼女の頬に俺の唇を軽く押し当てた。「……んっ」 ヒナタの口から、小さな甘い吐息が漏れたのが聞こえてきた。その吐息は、俺の鼓膜を震わせ、さらに俺の欲望を駆り立てるのだった。 気づけば、俺とヒナタは唇を重ね、夢中でキスを交わし合っていた。ヒナタは、恥じらいからか、震える手で俺の首に腕を回し、まるで溺れるように俺にしがみついている。 ちゅ、ちゅ、と、濡れた唇が擦れ合う音が、静かな階段の踊り場に響き渡る。ヒナタの吐息は甘く、熱く、そして何度も何度も、俺の唇を貪るように吸い上げてくる。俺もそれに答えるように、深く、そして激しくヒナタの唇を求めた。「んぅ……ふ、ふぅ……」 ヒナタの口から、甘く蕩けた吐息が漏れ出す。その吐息は、俺の耳に甘く響き、さらに俺を狂わせる。俺は、ヒナタの柔らかな唇を優しく吸い上げ、彼女の舌を甘く吸い上げた。 「んっ……んんぅ……」 ヒナタは、もう恥ずかしさを忘れてしまったかのように、俺のキスを受け止める。その瞳は、快楽に蕩け、潤んでいる。俺は、そんなヒナタの姿に、胸の鼓動が速くなるのを感じた。 ここは学校だ。いつ誰が来るか分からない。その背徳感が、俺たちの興奮をさらに煽る。もっと、もっと、と、お互いを求め合うように、俺たちは熱くキスを交わし続けた。 気づけば、お互いに求め合い、普段のヒナタからは想像もできない体勢になっていた。ヒナタは、いつの間にか俺の膝の上に向かい合わせで座り、熱い吐息を混ぜ合わせながら夢中でキスをしていた。舌と舌が絡み合い、甘く蕩けるような感触が口いっぱいに広がる。 体は密着し、ブレザー越しにもヒナタの柔らかな胸の感触が伝わってくる。その温かな熱が、制服の生地を通してダイレクトに俺の興奮を掻き立てる。密着した二人の身体からは、互いの体温がじわ
もしそうだとしたら、ヒナタには悪いとは思いつつも、俺は声をかけた。俺だって、この可愛らしいヒナタを前に、緊張しながら勇気を出して行動を起こしているのだから、どうか許してほしい。「ん? あ……」 ヒナタの視線が俺に向いた隙に、俺は一つ嘘をつくことにした。きっかけを作るために、隣に座るヒナタの頬に、ずっと前から触ってみたかったその柔らかそうな頬に、優しく指を伸ばした。 ヒナタの頬は、想像していた通り、ふにゅぅっと柔らかく温かかった。ヒナタは俺の突然の行動に、目を丸くして固まり、みるみるうちに顔を真っ赤にさせていく。「ごはん粒が……ついてたから……」 ヒナタの頬から取ったように見せかけた物を、俺は口に入れて食べる仕草をした。ヒナタは、その俺の行動に、さらに顔を赤くさせ、戸惑ったように声を上げた。「……へ? わぁ、ありがと……」 ヒナタは、恥ずかしそうに小さな可愛い手で顔を覆ってしまった。その様子が、あまりにも愛らしくて、俺は微笑まずにはいられなかった。 俺は、ヒナタの反応に少しやりすぎたか、と反省した。「……ご、ごめん」 俺が謝ると、ヒナタは両手で顔を覆ったまま、小さな声で答えた。「……ううん。ありがと……う、うれしすぎて……ちょっと……はずかしくて」「ヒナタの頬って、柔らかくて……気持ちいいな」 普段は、こんな恥ずかしいことは絶対に言えないし、言おうとも思わない。だけど、思ったのは事実で、俺はちょっとした実験をしてみたかった。明日も一緒に弁当を食べる約束をした。どこまで彼女が覚えているか、試してみたかったのだ。「……いいよ。そう……思ってくれるなら、触っても……」 ヒナタから返ってきた言葉は、明らかにいつもの彼女とは思えない反応だった。 いつもと違い、積極的で、自分の意思をはっきりと口にしている。しかし、いつものように恥ずかしがりながら話す仕草と口調が可愛すぎて、俺は胸が締め付けられるような感覚に陥った。 恥ずかしそうに手で覆っていた手を下ろし、俺から顔を逸らして、頬だけを俺に向けているように見える。「えっと……今、触っても良いってこと?」 俺がそう尋ねると、ヒナタはさらに顔を赤くして、小さく頷いた。「……う、うん。あ、教室じゃダメ……だよ。恥ずかしすぎるぅ……。ここにいる時だけ……ね」 その言葉は、まるで二人だけの秘密を共
その言葉が嬉しくて、俺は胸がキュンとなった。なに、その仕草はっ!? 可愛すぎでしょ……。俺が差し出したシュウマイを、そんなにも大事に思ってくれていたなんて。「……卵焼きもいる?」 つい嬉しくなって、もっと喜んでもらおうと思ってしまう。俺は、自分の弁当箱に入っている卵焼きを、箸で摘まみながらそう尋ねた。 俺の言葉に、ヒナタは目を丸くして、驚いたように声を上げた。「……え? わぁ……ユイトくん……の家の卵焼きの味!? ほしいっ」 その反応は、俺にとって意外なものだった。しかも、いつものヒナタとは思えないくらい、ハッキリとした口調で自分の意思表示をしてきた。それが、俺の家の味が知りたいということで……。 俺の家の味が知りたいということは、俺自身に興味があったってことだよな? 好意がなければ、そんなこと知りたいとも思わないだろう。俺は、ヒナタの言葉に胸が高鳴るのを感じた。 俺は、さっきまで弁当箱を差し出してヒナタに取ってもらっていたが、今度は自分の箸で卵焼きをつまみ、ヒナタの弁当箱へと入れた。すると、ヒナタは顔を真っ赤にしてモジモジし、俺をチラッと見ては、またすぐに顔を赤くさせていた。 その様子を見て、俺はなんとなく察した。間接キスを意識しているのだろうか? 俺は、女の子とおかずの交換などしたことがない。いつもは男友達と弁当を食べていて、勝手に交換したり、嫌いな物を相手の弁当箱に入れたりしていた。そんな雑な扱いしか知らなかった俺は、今更ながら、ヒナタとの間接キスを意識してしまい、胸の鼓動が速くなるのを感じた。 俺は、慌ててヒナタに言葉をかけた。「あ、ごめんな。俺の使ってた箸で……あ、もう一つあるからそっちを……」 そう言いかけたが、そのもう一つの卵焼きは、すでに俺が一口かじっていたことを思い出した。俺の言葉に、ヒナタは目を丸くして、しかし、その瞳には熱い光が
その時、ペタ、ペタ、と上履きの擦れるような足音が聞こえてきた。また、ミカが来たのかと一瞬嫌な気がしたが、すぐに昨日のことを思い出す。あいつは思ったよりも良い奴だったよな……。再び現れるのがミカなら、またご褒美のパンチラが見られるかもしれない。そんな不純な期待が、俺の心の片隅に湧き上がっていた。「……あれ? ……ユイトくん?」 顔を上げると、そこに立っていたのは、ミカではなくヒナタだった。中学時代から同じ学校に通ってはいたが、特に接点はなく、顔と名前を知っている程度で、挨拶もしたことがないヒナタだった。 ヒナタは小柄で、少し内気そうな雰囲気を漂わせていた。ふんわりとしたやわらかな茶髪は、丁寧に手入れされていて、光を浴びるとキラキラと輝いている。つぶらな瞳は、少し困っているかのように潤んでいて、見る者すべてに守ってあげたいと思わせるような愛らしさがあった。 ヒナタの性格も、見た目通りの控えめなものだ。いつも一歩引いて周りの様子をうかがっている。人見知りで、初対面の人とはあまり目を合わせることができない彼女は、俺ともまともに目を合わせたことがない。友達と話していても声が小さく、おっとりとした声で話していた。時々、恥ずかしそうに頬を染めながら、もごもごと話す様子が、俺には可愛らしく思えていた。「あ、ヒナタ。こんなところで、どうしたんだ?」 聞いておいてなんだが、その答えは一目瞭然だった。彼女は片手に弁当が入っているだろうカバンを持ち、反対の手には体操服袋を持っていた。こんなにも人が来るとは思わなかった。もしかしたら、この場所は、俺が思っている以上に穴場なのかもしれない。「……ごめんね。邪魔しちゃって……」 ヒナタは、気まずそうにぺこりと頭を下げ、引き返そうとしていた。俺はヒナタが嫌いなわけでもないし、むしろ可愛いと思っていたけれど、話す機会がなかっただけだ。それに、ヒナタは人見知りで、俺とまともに目を合わせてくれない。 考えてみれば、中学から同じ中学校に3年、高校を入れて4年間も通い、同
リビングに降りて、ユアにスマホを見せてもらうことにした。どうしても、昨夜のことが夢ではなかったと確かめたかった。「昨日、電話したよな?履歴って見せて?」 俺の言葉に、ユアは首を傾げ、記憶を探るように小首を傾げた。「……え? 電話? 誰だろ……? わたし……電話するような男子……いないよ?」 恥ずかしそうに、昨日の会話を完全に覚えていない様子のユア。その表情は、本当に何も知らないように見えた。俺は、半ば諦めながらも、ユアのスマホの音声通話の履歴を見せてもらった。 すると、そこには確かに昨日、ユアが電話をかけた形跡が残っていた。それを見たユアは、みるみるうちに顔を真っ赤に染めていく。その頬は、リンゴのように赤く、熱くなっていた。 ユアのスマホの画面に表示された通話履歴を見て、俺はホッとした。これで、昨夜の出来事が夢ではなかったことが証明されたのだ。「わぁー!? わたし……電話してる!?」 ユアは、信じられない、というように声を上げた。そんな彼女に、俺は昨夜の出来事を少し意地悪く思い出させた。「それ、昨日……俺とイチャイチャしてる時に掛けてくれたんだけど……?」「……え? えぇぇ!?」 ユアは、驚きのあまり固まってしまった。その様子が可愛くて、俺はさらに言葉を続けた。「ユアに仲の良い男子ができたっていうから……俺とどっちが好きなんだって……。俺が妬いちゃってさ」 俺の言葉に、ユアは再び顔を真っ赤に染め、恥ずかしそうに視線を逸らした。「……そっか。うん……そりゃ……お兄ちゃんかな」 蚊の鳴くような小さな声で呟いたユアは、その言葉を口にして、何か納得したような表情を浮かべた。