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7話 照れ隠し

ผู้เขียน: ニゲル
last update ปรับปรุงล่าสุด: 2025-04-22 22:51:46

「ここが図書館だね」

「図書……え? この建物全部がですか!?」

着いたのは三階建ての中学の校舎ほどの広さをを持つ建物。これ全部が図書館であるようだ。

「そうだね。俺も初めて来た時はビックリしたよ。見せたい資料は三階にあるから行こうか」

健さんは階段の前にあるゲートにカードをかざして開けてくれる。学外の人は本来入れないらしいが、受付の人に頼み見学として特別に私達も入っていいことになる。

階段を昇り三階まで着くとそこはびっしり本を敷き詰められた本棚が大量に置いてある空間だった。

「二階にもかなり本があったけれど、ここも中々あるわね。これ全部勉学に関するものなの?」

「らしいね。流石の俺でも大学生活通して5%も読めないだろうね。それと見せたいのはこっちね」

健さんは扉を開け薄暗い部屋に入っていく。ひんやりと冷たい空気が足元を掬い、目の前の大きな棚が私達を待ち受ける。

「えっと確かあの新聞は……こっちか」

健さんが棚の一つから新聞を取り出しページをぺらぺらとめくる。

「ほらこれこれ。イクテュスについて載っているだろ?」

新聞にはヤドカリのような貝を背負ったイクテュスの写真が貼ってあり、見出しには「また現れた異形の怪物! その正体に迫る!」と書かれている。

「まぁゴシップレベルの信憑性の内容だけど、中々興味深いことも書かれていてね」

見出しの下の文章をじっくりと眺めてみる。

恐らく健さんの興味が惹かれたであろう箇所を見つける。イクテュスが地球の生物を改造されて生み出されたものではないかという旨のものだ。

(イクテュスは自然発生ではなくて人為的に誰かしらに生み出された……か。キュアリン達も調べてるけどまだあいつらの正体に分かってないらしいし、実際のところどうなんだろ)

あいつらは死んだら灰になってしまうため地球の人やキュア星人は何も足取りを掴めていない。

「俺はその記事に賛成かな。少なくともイクテュスは自然発生ではないと思う。人為的に作られた存在だろう。流石に誰が作ったまでは分からないけど」

今まで考えたことなかったが、一体イクテュスはどこから来て襲撃はいつ終わるのだろうか?

私は波風ちゃんやノーブルや健さんとは違いあまり頭が良くない。目先のことしか見えておらず、イクテュスから人々を守ることしか考えていなかった
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