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例のアレ2

Author: 相沢蒼依
last update publish date: 2026-02-27 06:47:36

「ああいうのが好きな客もいるんだよ。ハイヤー運転手として、俺ってば優秀だろ?」

視線を合わせてにっこり微笑まれただけで、宮本の胸の奥が痛むくらいに疼いた。

(サービス精神旺盛な陽さんとしては、ああいうことをしてお客を喜ばせているだろうけど、ドキドキしている人は絶対にいるはずなんだ。甘いマスクで見つめられながら、耳が孕みそうになる声で『僕が傍にいれば大丈夫。君がアクセルを勢いよく踏み込んで、誰かのところに行ってしまわないように、僕がブレーキになって止めてあげます』なんて言われたら、誰だって陽さんに向かって、アクセル全開で踏み込むっちゅーの)

「何だよ、その顔。雅輝はああいうのは嫌いなのか?」

「嫌いじゃないですよ。陽さんの演技、すっごくうまかったですし」

「優男教官と俺様教官、どっちが好みだった?」

ニヤニヤしながら究極の質問をしてくる橋本の視線を、ぷいっと逸らしてやった。だけど肩に乗せた頭は、そのままにする。

「ま~さ~き、どうして機嫌が悪くなるんだよ」

「俺に難しい質問をしてくるからです。しかもふざけた感じで訊ねるから、余計に答えにくくなる」

「ふざけてねぇって。大真面目に聞い
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