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例のアレ3

Auteur: 相沢蒼依
last update Date de publication: 2026-02-28 08:41:17

「甲乙つけがたいって、欲張りだなぁ」

「陽さんが演じてる時点で、どっちも選べないですって。優男教官の一人称は、普段は聞き慣れないものだから新鮮ですし、『宮本くんのモノで、僕の中をぐちゃぐちゃにしてください』と頼まれたら、それだけで暴走しちゃいます」

笑いながら告げると、目の前にある橋本の口元が不自然に歪んだ。

「あのときハンドル握りながら、そんな卑猥なことを考えていたのか。どうりで、デレた顔になっていたわけだ」

「卑猥なことばかりじゃないですよ。俺を翻弄させようと、ブラックな一面を垣間見せるところも、きちんと妄想しました」

「ブラック、ねぇ」

「それとですね、俺様教官の振り回す感じも嫌いじゃないですよ。『よそ見してる暇があるなら、俺を感じさせてみろよ』なぁんて言われたりしたら、ビビりの俺は恐るおそる手を出すでしょ。それを見て『なってないぞ、宮本!』とか窘められたら、喜んでがっついちゃいます」

それぞれを演じる橋本を思い出しながら、当時を振り返ると、難しい表情をありありと浮かべて、宮本の手を握りしめたまま、こつんと額に押し当てた。

「言葉数の多さで、どっちがいいか判定しようかと思っ
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