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第164話

Author: Te Anastasia
病院に到着すると、瑛司はすぐに治療室へ運ばれた。しかし、彼はまだ意識を取り戻していなかった。

絵理奈はずっとそばに付き添い、瑛司の手を握りしめながら泣き続け、ひたすら祈っていた。

「早く目を覚まして、瑛司……私を怖がらせないで。お願いだから目を覚まして」

絵理奈は握りしめた彼の手の甲に額を押し当てた。

恐怖で涙が止まらなかった。もし瑛司が不治の病だったらどうしようと、嫌な想像が頭をよぎった。

大病を患うのは自分一人で十分だ。子供たちの父親にまで、あんな苦しみを味わわせたくない。

「どうしてこんなに検査に時間がかかるの……」

絵理奈は振り返り、すりガラスのドアを見つめた。

そして再び、意識のない瑛司の額を優しく撫でた。

「目を覚ますまで、ずっとここで待っているからね」

絵理奈は小さく呟いた。

突然ドアがノックされ、絵理奈が立ち上がると城田が立っていた。

「城田……どうなったの?先生は?」

絵理奈は泣き腫らした目で、取り乱しながら尋ねた。

「先生がこちらにいらっしゃいます、奥様」

白衣を着た医師が部屋に入ってきた。

「先生……」

絵理奈は不安に押しつぶされ
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