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第7話

Author: ジャスミン
誠司は離婚協議書を見つめたまま絶句し、全身を強張らせていた。

玲奈の目に、一瞬だけ歓喜の色が走った。

彼女はすぐにうつむいたけれど、私は見逃さなかった。

「恵理奈さん、早まっちゃダメよ」

玲奈はしおらしく言った。

「3年も連れ添ってきたんでしょう?ちょっとした誤解くらいで、それを全部捨てるなんて……」

「出ていけ」

誠司が凄んだ。

玲奈が凍りついた。

「誠司さん、私はただ心配で……」

「出ていけと言ったんだ」

声を荒らげたわけではない。けれどその冷たさは、彼女を黙らせるには十分だった。

玲奈は唇を噛んだ。

「わかったわ。ふたりで落ち着いて話し合って。私のせいで傷つけ合ったりしないでね」

そう言うと、隠しきれない笑みを口元に浮かべて出ていった。

ドアが閉まった瞬間、誠司は離婚協議書をひったくった。

「何が望みだ?」

書面に目を走らせながら、彼は問い詰めた。

「元のポストか?金か?それとも、玲奈を港南ハーバーレジデンスから外してほしいのか?」

「何もいらないわ」

「とぼけるな!」

彼は離婚協議書をデスクに叩きつけた。

「この1週間おとなしくしてた
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