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第8話

Author: ばくちくばくばく
真紀はそのまま警察に連行されていった。

管理会社の職員を装って奈々を連れ去った男も、あっさりと犯行を認めた。

真紀から50万円を受け取り、奈々を隣町の民宿へ連れて行き、2日ほど隠しておくよう指示されていたという。

その後、宗介に子供の居場所を知らせ、助けに行かせる、との計画だった。

真紀はその後の芝居をすべて作り上げた。

その時、宗介は「娘を救った父親」として称賛される。

一方、私は「子どもの面倒をきちんと見ていなかった母親」として責められる。

さらに真紀は、ネットニュースやゴシップ系メディアを利用し、私の「離婚の腹いせに子どもを利用した狂った母親」という印象を世間に広めるつもりだった。

あと少しで、この計画は成功するところだった。

取調室の外で、宗介はうつむいたまま、魂が抜けたように立ち尽くしていた。

「知らなかった」

彼は同じ言葉を3度も繰り返した。

「真紀が、こんなことをするなんて、本当に知らなかった……」

私は奈々を抱きしめたまま、冷たく彼を見つめる。

「そう。あなたは、何も知らないもん。

山田さんが休んでいたことも、奈々ちゃんが火傷したことも、高
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