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11.社長と秘密の始まり⑥

Author: Aica
last update Petsa ng paglalathala: 2025-08-09 21:44:04

そしてその女性が待っているという個室の前へ到着。

「悪い。待たせた」

「もう神城さんおそ~い」

席に着いている女性に声をかける社長。

「って、え……誰? その子」

待ちくたびれていたその女性が猫なで声で話したかと思ったら、そばにいるあたしの存在にすぐに気付き、わかりやすくテンションが下がった声で呟く。

「あぁ……えっと……彼女」

「……は?」

社長がバツ悪くとりあえず彼女の存在だと伝えるも、当然その女性は意味がわからず、すでにイラついてる様子。

「ごめんなさい。慧さんが勘違いさせちゃったみたいで」

だけど、あたしは気にせずその女性に声をかける。

「は? なんのこと? 彼女ってどういうこと?」

「慧さん。あたしと婚約してるんです」

「は??」

「もしかして……そのこと、聞いてなかったですか?」

「そんなの聞いてないわよ! 慧さんあたしだけ好きだって結婚しようってそう言ったのよ!」

「あぁ……またですか」

「またって何!?」

「あたしの存在もやっぱり隠してたんですね~」

「知らないわよそんなの」

「慧さん、酔うとそういうのすぐ約束しちゃうみたいで。実は、あたしと婚約してるくせに、束縛され
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