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72.恋に気づいた日⑤

作者: Aica
last update 公開日: 2025-09-25 22:45:15

そんなモヤモヤを結局夜まで引きずっている自分……。

デッキ繋いでルイルイのライブ鑑賞会をするはずが、前回に続きまたもや集中できず。

せっかく社長がいない間に、このデカいテレビでライブ会場ばりに一人盛り上がって楽しもうと思ってたのに。

なんか社長が気になってそういう気分になれないんだよな~。

なんか最近推し活にもちょいちょい社長ごとが影響してきてるような気がする……。

だけど、とりあえず社長に言われた通り、お風呂には先に入って、いつでも部屋に戻れる準備までにはした。

待ってなくてもいいとは言われたけど、やっぱり気になって社長が帰ってくるまでは部屋戻れないな……。

てか、もうすぐ0時回るよね。

社長今もまだあの秘書さんと一緒にいるのかな。

ってかもう狙われて喰われちゃってたり!?

でも本物の彼女でもないから何も口出し出来ないしな。

実際何かあって帰ってきても、あたしはそれ確かめる方法もないし、そもそも社長も話してくれないだろうし。

いや、っていうかそこまでになってるなら記憶飛んでるよな……。

うわ~一生わからない事実とかありそうなんてすけど~!

えっ、どっかで実は社長の子妊娠してました、
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  • おいしい契約恋愛   295.彼のために出来ること⑥

    「で。君は今、どんな感じ?」「え?」「今騒がれてる慧の報道について」すると、ストレートに本村さんがあたしに尋ねる。「やっぱり本村さん、ご存知なんですね……」「まぁ。オレは秘書的立場でもあるから、慧や会社の情報や評判については、常にチェックはしてるよ」「ですよね……」「あの……。慧さん……、あっ、社長は、そのことは知ってるんですか?」「ここでは社長じゃなくていいよ。いつもの呼び方で大丈夫」「あっ、はい」「あいつは、まだ知らないんじゃないかな。オレもちょうどこっち帰ってきた時にこの記事が上がったから」「あっ、そうなんですね……」「元々忙しくて、仕事以外の余計な情報は入れないやつだから、まだ知らない可能性のが高い。今シンガポールでの仕事も忙しくいろいろ考えることも多いし、オレもあえて無駄で余計な情報はあいつに知らせてはいない」「そっか……。なら少し安心しました」よかった……。慧さんが知ったらどんな影響があるかちょっと怖かったから。ホントはこのまま知らない方が安心だけど、だけど、どうしても知ってしまうことになるなら、せめて今の仕事が落ち着いてからであってほしい。慧さんの精神的にも仕事的にも、出来るだけ影響せず負担がかからない時であってほしい。「もしあんな記事で、慧さんが気にして仕事に影響出ちゃったらどうしようかと思ってたんで……。そしたら慧さんはそれを気にせず今大丈夫だってことですよね?」「あぁ。それは大丈夫。仕事は順調に進んで、かなり手応えあるって嬉しそうな連絡あったから」「そうなんですねー! あぁ、よかった~! なら、このまま慧さんがこの記事知らなければいいのにな……」慧さんがまだ知らないことと仕事が順調なことを聞いて安堵する。だけど、ホントにそのまま知らずにいる方法はないかと考えてしまう。「君は、こんな時でも慧の心配をするんだね」「えっ?」すると、そんなあたしを見て本村さんがそう声をかけてくる。「そりゃ慧さんが安心して今の仕事に集中出来るのが一番ですから」「じゃあ、その記事については、君はまだ慧に連絡はしてないの?」「もちろんですよ! そんなの聞こうとも思ってないです!」「それは、なんで? 気にならないの? 不安じゃない? 慧から何も聞けなくて」すると、あたしの何か違う言葉を引き出したいのか試したいのか、本村

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    すると、個室のドアが少し開いて、料理でも運ばれてくるのかと思ってたら。「よぉ。お疲れ」すると、そこに意外な人が顔を見せる。「えっ!? 本村さん!?」「柾弥。お疲れ様」まさかの本村さんがやってきて、あたしは普通にビックリして反応する。そして、藤代さんは平然と本村さんに声をかける。「まだ料理来てないわよ」「間に合ってよかった」二人でそれとなく話している姿を見ながら、よくまだ状況を把握出来ずにいる。「えっと、あの、本村さん、今社長と一緒にシンガポールなんじゃあ……?」確か本村さんも社長と一緒に出張に行ってたはず。なのに、なぜここに?「あぁ。オレが一緒だったのは韓国まで。シンガポールは慧一人だよ」「そうなんですね!」だからかー! まぁ確かにどこまで本村さんと一緒かとかは確認はしてなかったけど。「オレはこのタイミングで、こっちでやらなきゃいけない仕事とかいろいろあったから」藤代さんの隣に座りながら、あたしにそう伝えてくれる。「あぁ~なるほど。そういうことですか」納得と、そしてまだ慧さんは帰ってきてないんだと、わかってはいたけど、少しガッカリしてしまう。「でも残念ながら慧はまだシンガポールだよ」「えっ、何も言ってないじゃないですかー!」「いや、あからさまそういう表情してたから(笑)」「えっ……?」マジか。顔出てたんだ……。「まぁ、あいつは一人で向こうでまだ頑張ってるから、もう少し帰ってくるの待っててやって」「あっ、はい。もちろん」うん。慧さんは一人シンガポールで頑張ってるんだから、あたしも頑張らないと。「まさか本村さんまで来られるなんて思わなくてビックリしました」「無理やりあたしが連れてきたようなもんだし、そのうえこの人まで来たらそりゃビックリするわよね」「あぁ~確かに。そりゃいきなりこいつに連行されて、こんなとこ連れてこられりゃね。大丈夫? 怖い思いしなかった?(笑)」「ちょっと何よー! そんな連れてき方してないからー! え? 大丈夫だったわよね? 実は怖かった?」「ハハ。大丈夫です。全然怖くなかったです(笑)」「そう。ならよかった」「ほら~大丈夫でしょ~」と、目の前で二人仲いい姿に微笑ましく見てしまう。二人こんな感じなんだ。すごくいいな。藤代さん、なんか恋する表情してる。本村さん来て、さらに表情

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    そんな不甲斐ない自分に落ち込みながら、あたしはトボトボと肩を落として帰宅しようと会社の廊下を歩いていると。たまたま会議室から出てきたある人と鉢合わせする。「あら。お疲れ様」「あっ、お疲れ様です」その人は、今まさに話題になっている藤代さんだった。なんかこの人とは、気まずいとこばっかりで会っちゃうな……。でも特に話すこともなく、「失礼します」と伝えて、その場を去ろうとすると。「ねぇ、ちょっと待って」なぜか藤代さんに背後から呼び止められる。「はい?」「今日この後、予定ある?」と、なぜかこの後の予定を聞かれる。「えっ、いえ、特には……」「そう。なら、この後、付き合ってくれない?」「え!?」藤代さんのその言葉の意図がわからず思わず聞き返す。「ご飯ご馳走するわ。一度あなたとゆっくり話がしたかったの」「えっ? はぁ……」ますます意味がわからない。だけど、まっすぐにあたしを見つめてくる藤代さんになぜか断ることが出来ず、あたしは「はい」と頷いていた。それから藤代さんに連れてきてもらった場所は、ちょっとした和食の料亭。VIPが行きそうな奥の個室へと案内され、テーブルを挟んで向かい合わせに座る。うわ~なんかめちゃ高そうな店だけど。こんなとこ、ご馳走してもらっていいのかな。てか、なんで ご馳走してくれるのか全然わかんないけど。「好き嫌いはある?」「いえ。なんでも食べられます」「そう。じゃあ、ここのおすすめのコースでもいいかしら?」「はい」そして料理も藤代さんにお任せして、あたしはただどうしていいかわからずいると。「フフ。なんだか落ちつかないみたいな表情してるわね」「あっ、いえ。はい」わかりやすくそれが出ていたのか、そのままのことを藤代さんに指摘される。だけど、やっぱりここにいる理由がわからず。「あの、今日はどうして誘っていただいたんでしょうか……?」と、藤代さんに尋ねてしまう。

  • おいしい契約恋愛   290.彼のために出来ること①

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  • おいしい契約恋愛   199.幸せな夏の想い出⑤

    「あれ? どした? 依那ちゃん。急に元気なくなったけど」「あ、あ~。うん。ちょっと人酔いして疲れちゃって気分悪くなっちゃったかも」そっか。気にしてないフリしてるけど、あたしすでにそんな感じの雰囲気になっちゃってるんだ……。だって、さっきの社長と藤代さんが頭をグルグル。なんでこんなとこいるんだろうとか、ホントに仕事じゃなかったんだろうかとか、さっきの社長めちゃめちゃカッコよすぎたなとか、それでも会えてそんな社長の姿見れて嬉しいだとか、いろんな感情が頭をずっとグルグルして全然まとまらない。ついさっき社長の恋人でいれる自信や幸せを実感したところなのに。なのに、こんなあっさり一瞬で、現実

    last update最終更新日 : 2026-04-02
  • おいしい契約恋愛   192.知りたかった社長と知らない社長⑬

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    last update最終更新日 : 2026-04-02
  • おいしい契約恋愛   194.知りたかった社長と知らない社長⑮

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  • おいしい契約恋愛   197.幸せな夏の想い出③

    そんな時間を楽しんだあとは、いよいよルイルイたちのステージ!久々のこの高揚感!大好きな推しのステージを観ながら一緒に楽しめるのが、推し活で一番大好きで最高の時間!!推しをステージでカッコよく歌って踊る姿を観たいというのももちろんあるけど、それと同じくらい生で目の前でその時間を一緒に楽しめることが、あたしは何より好き。たくさんの推し活をする時間の中で、こういうライブやイベントだったり、舞台だったり、いろんなものがあるけど、どれも同じように見えて同じじゃなくて。一つ一つのステージで見れる表情やパフォーマンス、その瞬間すべてが違う。その瞬間ごと、感じられる楽しみや幸せも違っていて、生だ

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