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才女は理解者を手に入れた

Author: イコ
last update publish date: 2026-08-14 06:30:21

《sideトア》

 私は幼い頃から、人とは違う思考を持っていました。

 両親からは変わり者だと言われていましたが、それでも両親は私を愛してくれていたと思います。ですが、そんな両親が亡くなってしまい、私は幼いながらも計算ができたので、商家に雇っていただくことができました。

 商家の旦那さんはとても良いおじいさんで、私がすぐに読み書きや計算を覚える才能を認めてくれました。

「トアはとても賢いな。だが、商売には向いておらん!」

「なっ!?」

「壊滅的に接客業が下手じゃ! 人の心も理解しとらん!」

「ななな!!! 旦那様、酷くないですか?!」

「うむ、酷くない。じゃが、トアはとても賢い。じゃから、学園都市に行って、自分の賢さを活かせる学問を身につけるが良い」

 商家の旦那の言葉に、私は嬉しさと寂しさを感じました。

 商人として、商家の旦那に恩返しがしたかった。だけど、私は壊滅的に商人としての才能がないそうです。

 商家の旦那のお仕事を手伝うことは、商人としてはできません。

 でしたら、私には何ができるのでしょうか? 魔力が少ない私には、魔法がほとんど使えません。

 商家の旦那に紹介されて
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