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第30話

مؤلف: 藤永ゆいか
last update تاريخ النشر: 2025-06-06 16:44:52

「なあ、陽菜。パーティーの準備だけど、どうする?」

ゴールデンウィークも後半になった、ある日の朝。私がリビングに行くと、伊月くんが声をかけてきた。

5月に突入してすぐ、お母さんと光佑さんが入籍したのだけど……

挙式はしないって二人が言うから、私と伊月くんでサプライズパーティーを企画することに。

今日がその予定日で、伊月くんと二人で街に出かけて準備するんだ。

「花束とケーキを買う以外に、ガーランドやバルーンを使って部屋を飾りつけるのはどうかな?」

私は、ネットで見つけたお祝いの飾りつけの写真を伊月くんに見せる。

「お、良いな。それじゃあ、これからさっそく買いに行くか」

「うん!」

支度をして家を出ると、雨上がりの匂いがした。

サプライズということもあり、お母さんと光佑さんには今出かけてもらっているから。

二人が帰ってくるまでに、買い物や飾りつけをすませなくちゃ!

賑わう商店街のなかを、伊月くんと並んで歩く。

「陽菜。ここの花屋、評判いいらしいぞ」

伊月くんが、スマホを見ながら言う。

「へえ。それじゃあ、ここにしようか」

花屋に入ると、ふわりと甘い香りに包まれた。

「何の花が良いかな」

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