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第22話

Author: ルーシー
しかし、愛莉はもう彼女と心が離れて、全く懐いてくれなくなったから、玲奈は娘を新垣家から連れ戻す自信など全くなかった。

直子は健一郎の背中をさすりながら、涙目で玲奈に訴えた。「お父さんはこの件で何日もまともに寝られてないのよ。あの子が生まれた時から、お父さんはいろんなものを用意してきたの。いつか、あなたがあの子を連れて帰ってくる日を待っていたのよ。今まで愛莉の世話をまともにやってあげられなくて、償おうと思っていたの。離婚することには、私たちは賛成よ。でも、あの子はあなたが産んだ子でしょ?春日部家があの子を養える財力がないわけではないから、どうして親権をあっちに渡さなければならないの?」

直子はそう言うと涙を拭い、続けて言った。「親権を取らなくても、せめてあの子に誰が祖父母なのか、教えるべきじゃない?お父さんも私も、ただ一目だけでも、あの子に会いたいの……」

玲奈はうつむき、テーブルの複雑な模様を見つめているようだったが、彼女は目の焦点を合わせていなかった。

暫く沈黙してから、ようやく口を開いた。「分かった、できるだけやってみるわ」

親権なら諦めてもいい。だが、両親の願いだけは無視したくなかった。

彼らはただ祖父母として、孫の顔が見たいと言うだけなのだから。

……

夜、10時。

玲奈はバスルームから出て、バスタオルを巻いたままドレッサーの間で呆然と立っていた。

悩んでいた末に、やはり智也に電話をかけることに決めた。

普段なら智也は出ないかもしれないが、今夜はなんと一度だけで電話が繋がった。

「何の用?」かつて待ち焦がれていたあの声が受話器から聞こえた時、玲奈はやはり一瞬呆然としてしまった。

ただ、今の彼女には、昔のような喜びなど微塵もなかった。

「愛莉はいる?」と淡々と彼女は言った。まるで赤の他人と事務的な話をするようだった。

智也は「いる」と答えた。

玲奈は躊躇わず、すぐ本題に入った。「電話を代わってくれない?話があるの」

智也は返事はしなかったが、電話の向こうから、どこかへ向かって話しかける声が聞こえてきた。「愛莉、ママからの電話だ」

二人はそう離れていないらしく、玲奈は愛莉の不満げな声がはっきりと聞こえた。「いやだ!あの人の電話なんて出たくないの!」

彼女はこのまま玲奈に反抗するつもりだったのだ。

先生は、もし自分が間違えた
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