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第274話

Penulis: ルーシー
写真に映る指先には、べっとりと血がついていた。

その中央には、深く長い裂傷が走っている。

拓海はこの投稿を――

玲奈だけが見られる設定にしてアップした。

投稿を終えると、彼はスマホの画面をロックし、助手席に放り投げた。

そしてカーステレオの音量を上げ、音楽に合わせて声を出し、無理にでも気持ちを紛らわせようとした。

数分後――ようやくスマホの画面が光った。

通知音が鳴る。

拓海は反射的に身を乗り出し、ほとんど飛びつくようにしてスマホをつかみ取った。

しかし、画面を開くとそこにあったのは、玲奈からのメッセージではなく、ただの「おすすめ通知」だった。

拓海の笑みが一瞬で消える。

ため息をつきながら、スマホを再び投げ捨てた。

――けれど。

もしかして、玲奈がストーリーを見てくれたかも?

そんな一縷の期待が胸をよぎり、彼はまたスマホを手に取って確認した。

赤い「1」の数字がついている。

拓海の顔に再び笑みが浮かんだ。

だが開いてみると――通知には、【あなたの投稿に〇〇さんがいいねしました】と表示されていた。

玲奈ではなかった。

拓海は瞬時に不機嫌になり、その
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