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竜王の使者…

Autor: こいたろ
last update Fecha de publicación: 2026-09-18 02:57:13

飛竜達の鳴き声。

兵士達の怒号。

鍛錬場から響く金属音。

だがその空気の奥には、

どこか張り詰めたものが混ざっていた。

昨夜の集会鐘。

老竜人による“始まりの民”の宣言。

そして、

空へ現れ始めた黒い異変。

兵士達は平静を装っている。

だが。

不安は確実に広がっていた。

そんな中。

ガルディア砦の食堂だけは、

妙に平和だった。

「おかわり!!」

フィルニアが木椀を掲げる。

朝から三杯目だった。

タマが呆れる。

「朝から食いすぎじゃない?」

「成長期なんだよ俺様は!!」

「昨日も聞いたそれ」

ミツコは笑いながら、

炊き立ての米をよそう。

「いっぱい食べんとねぇ」

その横では。

トシオが焼き魚をほぐしていた。

炭火で焼かれた川魚。

香ばしい匂いが広がる。

竜人兵達が、

ちらちらこちらを見ていた。

完全に食堂へ通うようになっている。

「……あの白いの何だ」

「米らしいぞ」

「うまいのか?」

「知らん……」

こそこそ話す兵士達へ、

ミツコが笑顔を向けた。

「食べる?」

数秒後。

「「「お願いします!!」」」

即落ちだった。

タマが吹き出す。

「竜人族ちょろくない?」

「飯は正義だ」

フィルニ
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  • じじばばにゃんこと異世界奇譚   王都での朝…

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