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72食目・美味しいごはんとデザート

Auteur: 柊雪鐘
last update Dernière mise à jour: 2026-02-04 08:00:19

「んうぅぅぅぅ〜〜、美味しい……!!」

 後から出てきた付け合わせ。

 それは黄金芋を限界まで濾して、牛乳と混ぜて作ったもの。

 私の前の世界ではマッシュポテトと呼ばれるもの。

 フォス=カタリナでは基本となる芋料理で、スープの元にもなる。

 それをアグニード・ステークトゥーナで巻いて食べると、黄金芋のずっしりとした味と食感に染みた肉汁が混ざり合って身に染みる、それこそ言葉も溶けてしまうような美味しさになった。

 これこそ究極の美味しさ!と言わんばかりの衝撃を受けているのだけど、でも私の短い人生では究極に美味しい料理だと思う。

 こういう時、どんな言葉で表すのが正解なんだろう。

 それすらも出てこないけど、転生しなくても出会いそうにない美味しさである。

 それだけは理解できた。

「ええ、本当に美味しいわ。……どう?イード。満足してる?」

「……こう言ってはなんだが、餌付けをしてる気
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  • ようこそ万来堂へ!〜先輩から教わった接客技術で看板娘、がんばります!〜   85食目・お仕事の価値観

    「お仕事、万来堂だったよね!どう?」「ちょっとずつ、覚えようと頑張ってます……!」「接客業だもんねぇ。でも笑顔が眩しいルシーちゃんだから、きっと大丈夫だよ!」「ネリーさんみたいに明るい店員さんになれたらいいな。あ、昨日はお世話になりましたっ」「こちらこそだよ!また何か困ったことがあったら、このネリーさんに任せなさいっ」 ネリーさんは胸をドン、と叩いて誇らしげな笑みを見せる。 なんと頼もしいことだろう。 ファッションと料理屋じゃ違うことも多いと思うけど、何かあったらネリーさんにも相談してみよう。 そんなことも思えてしまう。 そうだ。折角だから、ちょっと聞いてみようかな。「ネリーさん聞いてもいいです?」「ん?なあに?」「ネリーさんはどうして接客業を選んだんですか?」 ネリーさんは「えー?」と笑顔で。 次の瞬間には「私ね」と語り始めた。「ルシーちゃん、覚えてる?最初に私のお店で買ってくれたお洋服のこと。私ね、お姉ちゃんいるの。ルシーちゃんのお洋服をデザインしたデザイナーなんだ」「そういえば……」 んー、お洋服関してはお姉ちゃんがどうのこうのって言ってたような。 このお洋服を売りたかったけど、事情があって安くしてもらったんだっけ。 お姉ちゃんがデザインしたものだから安かったってこと?「私ね、ずっと夢だったんだぁ。お姉ちゃんがデザインした服を、私が売るの!お姉ちゃんのブランドのショップ店員になりたかったんだよ」「なるほど! ネリーさんはお姉さんが大好きなんですね!」「そーゆーこと。で、自慢の服を売るならやっぱり明るくしなきゃじゃん?買ってもらいたいもん」「そうですね。まだ3日だけど職場の皆さん見てたら、みんなキラキラしてて、私も!ってなりましたっ」「そうなんだ。ちなみにどんなお仕事したの?」「えっとですね……――」 それからお仕事の雰囲気やお店についてち

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