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第23章: 取引

Author: Sada Vii
last update publish date: 2026-09-21 15:23:31

ディミトリの視点

「我が方の巡回兵が七名、命を落とした」辛うじて抑え込んだ激怒を滲ませ、ルーカンが一語一語を吐き捨てた。「遺体はブラッドファング国境から一マイルも離れていない場所で回収された。どいつもこいつも、貴様の戦士どもに斬り伏せられてな」

私は眉一つ動かさず、彼を冷然と見据えた。

「ならば、踏み込んではならぬ場所へ足を踏み入れただけの話だ」

彼の瞳が険しさを増す。

「奴らは野良狼を追っていたのだ」

「ならば、アイアンクローの地で追うべきだったな」

彼の拳が磨き上げられた机を激しく打ち据え、広げられていた地図が音を立てて跳ねた。

「我が巡回兵を虐殺しておいて、それを国境警備と呼ぶつもりか?」

「自らの国境を死守したと呼んでいるのだ」私は返した。「アイアンクローが勝手に無視したからといって、ブラッドファングの法が消滅するわけではない」

長い沈黙が、二人の間に落ちた。

円卓を囲む我が評議会の幹部たちは不安げに視線を交わし合い、賢明にも沈黙を守ることを選んでいた。ベータ・ペトルは私の右肩の後ろに控え、その引き攣った傷痕のある顔には何も浮かべていなかったが、ルーカンの表情の細かな揺らぎを
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