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インターンが子供にお酒を飲ませたのに、夫は私がひどく気難しいと叱った

インターンが子供にお酒を飲ませたのに、夫は私がひどく気難しいと叱った

By:  星Completed
Language: Japanese
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夫が連れて帰った女が息子に酒を飲ませた。 夫はそれを知っても、私が大げさに騒いでいると責めた。 そして最終的に息子を亡くしてしまった。息子が亡くなった後、私は海外へ両親のところへ行こうと思ったが、夫は悔やんでいた。

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Chapter 1

第1話

元旦の日、佐藤健一は会社のインターンの高橋美咲を家に連れてきた。彼女が快適に眠れるようにするため、彼は私と8か月の息子をソファに寝かせた。

さらに、彼女は私が寝ている間にこっそり息子に酒を飲ませたのだ。

それを私が見つけると、彼女は佐藤健一の胸に飛び込み、悲しそうにこう言った。

「私はただ彩香さんが夜中に何度も起きて陽介くんの世話をしているのがかわいそうだったんです。まだ20代なのに、私のお母さんよりも老けて見えるから......」

私は怒りで震え、美咲を追い出そうとした。しかし、健一は顔を曇らせてこう言った。

「美咲はお前のためを思ってやったんだ。感謝できないならそれでいいが、陽介が少し酒を飲んだところで何の問題もないだろう?そんな大げさにする必要があるのか?」

「早く美咲に謝れ。さもないと、お前のクレカを止めるぞ」

私は急いで陽介を病院に連れて行かなくてはならず、仕方なく謝罪した。その背後からは健一の得意げな声が聞こえた。

「この数年、彼女は俺の金を使い、俺のものを食べてるんだ。少しは感謝の気持ちを持てばいいのに、自分の立場もわきまえないからな」

そして病院で、私は国外にいる両親に電話をかけた。

「お父さん、お母さん、家業を継ぐ覚悟ができました」

国外にいる母が電話を取ると、私が戻ると言うのを聞いて、彼女は疑わしそうに聞き返した。

「彩香、本当にもう決めたの?」

私は病床で目を閉じている陽介を見つめ、小さく「うん」と答えた。

何度も確認した後、母はようやく私の言葉を信じた。

「それで、いつ戻るの?迎えに行くわ」

「1か月後よ」

1か月あれば、佐藤健一と離婚するには十分だ。

電話を切った後、私は当直の看護師に陽介を少し見てもらうよう頼み、家に哺乳瓶とおむつを取りに戻った。

家に着いたのは深夜3時だった。玄関を開けた瞬間、濃厚な酒の匂いが鼻をつき、私は思わず咳き込んだ。

キッチンで酔い覚ましのスープを作っていた健一が気づき、急いで出てきた。ソファでぐっすり眠る美咲を一瞥して安心すると、私の手首を掴んで外に押し出そうとした。

「なんだよ、その大声は?美咲がやっと寝付いたのに、起こすつもりか?」

私の顔色が悪いのを見て、彼は眉をひそめた。

「美咲は母親をやったことがないから、子供に酒を飲ませちゃいけないなんて知らなかったんだ。そんな顔をして、誰に文句を言ってるんだ?」

「美咲だってもう反省してる。お前がそんな態度を取ったら、また彼女が気にしちゃうだろ」

彼は私が一人で戻ってきたことに気づいていないのか、それとも気づいていても気にしていないのか。ただ、私が美咲に何かしないかと心配しているだけだった。

美咲が家に住むようになってから、彼の心は完全に彼女の方に傾いていた。それ以来、私は陽介の世話をするだけでなく、20代の大人の赤ちゃん・美咲の世話もしなければならなかった。

私が遠回ししに「美咲をホテルに移してはどうか」と提案したとき、健一は激怒し、まるで狂ったかのように私を罵倒した。

「お前は何を企んでるんだ?若い女の子が外で何かあったらどうする?彼女がここにいるのがそんなに気に入らないのか?」

どんなに説明しても無駄だった。

以前はこの家庭のために我慢するしかなかったが、今はもう耐えるつもりはない。

この男もいらない。

健一は私が黙ったままでいるのを見て、さらに顔を曇らせ、掴んでいる私の手首にますます力を込めた。

「聞いてるのか?」

私は深呼吸をし、彼の手を強く振り払うと、一言も言わずに息子の必要なものを片付け始めた。

おむつをまとめ終え、粉ミルクの缶を手に取ったとき、缶が軽々と持ち上がり、嫌な予感がした。この粉ミルクは海外から取り寄せたもので、陽介はこの粉ミルク以外は飲まない。

すべての粉ミルク缶を開けてみると、どれも空っぽだった。

どこへ消えたのか考えていると、いつの間にか目を覚ましていた美咲が話し始めた。

「彩香さん、ごめんなさい。最近、私のおばあちゃんの命日で、粉ミルクを見ているとおばあちゃんの骨壷を思い出してしまって......全部捨ててしまったんです。いくらだったか教えてください、私が弁償しますから」

私がまだ何も言わないうちに、健一が横から飛び出してきて言った。

「粉ミルクなんて大したことないだろ。弁償する必要なんてない」

私は怒りで拳を握りしめ、歯を食いしばりながら言った。

「陽介はこの粉ミルク以外は飲むと吐いてしまうの、知らないの?」

「それならちょうどいい。わがままを直させればいいじゃないか。男の子なんだから、そんな繊細でどうするんだ?」

彼の「お前が問題を大げさにしている」という態度を見て、私は自嘲気味に笑った。もう何も言う気が起きなかった。

中村彩香、いい加減目を覚ましなさい。自分と息子を合わせても彼の中では高橋美咲の価値には及ばないことはわかっているのに、なぜ自ら恥をかこうとするのか?

息子の必要なものをすべてまとめ終えると、私は深呼吸をして、一歩踏み出して家を出た。
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maki
maki
最後に番外編があった。個人的にはない方が良かったかな……読後感が微妙。
2025-08-17 21:37:00
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