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第122話

Penulis: レイシ大好き
紗雪は終始微笑を湛えながら、その場に立っていた。

今回ばかりは、ようやく肩の力を抜くことができる。

美月の試練を乗り越えた。だが、これからが真の挑戦だ。

社員たちの興奮がようやく落ち着くと、美月は柔らかな笑みを浮かべながら紗雪を見つめた。

「紗雪、ちょっと私のオフィスに来なさい」

紗雪は少し驚いたが、ただ「はい」とだけ返事をし、美月の後についていく。

「会長は絶対、二川さんに何かご褒美をあげるつもりね」

「昇進じゃないかな?」

「それ、あり得るな。二川さんの実力は、誰の目にも明らかだし」

「そうそう。このプロジェクトを取れたのも、二川さんが大活躍したもんな」

部署の皆は、それぞれ思い思いに話しながらも、誰も疑いや妬みを抱くことはなかった。

全員が心から紗雪の成功を祝福していた。

紗雪は美月とともにオフィスへと入り、心の中で、これは「賭けの清算」の時間だと悟る。

だが、あの一件以来、彼女の心には、どうしても拭えない棘が残っていた。

「会長、私に何かご用ですか?」

紗雪はドアを閉めると、表情を崩さずに美月を見つめる。

美月はゆっくりと振り返り、目の奥に満足の
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