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第716話

Auteur: 落流蛍
思いがけず、ハイマンはすぐに親友を華恋に紹介した。

親友というのは、どういう存在なのか。

それは、最も親密で貴重な資源なのだ。

日奈は歯ぎしりしそうなほど悔しさを感じていた。

「秋山先生、私の知る限り、華恋さんはこれまで文章に関する経験が一切なかったです。それに、以前スウェイ先生の娘さんを探すのを手伝ってたから、先生が彼女を高く評価しました。それは完全に私的な理由ではありませんか?」

詩音の視線は、不満そうに日奈に向けられた。

だが、日奈はまったく気づいていなかった。

彼女の注意はすべて華恋に向けられていた。

「華恋さん、そうでしょ?」

華恋は答えなかった。

詩音は大きく咳払いした。

「文学は技術職ではないから、必要なのは熟練ではなく、ひらめきと才能です。才能ある人は一気に飛躍できるけれど、才能のない人は、一生この業界にいても、ただのライターであって、真の作家とは呼べません。

橋本先生はこれまで多くの役を演じ、名作も作ってきたのに、この基本すら理解していないとは。普段、どうやって役作りしているんですか?」

日奈の顔色が変わった。

「それに、あなたがこんなこと
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