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第719話

Autor: 落流蛍
日奈は目を見開いた。

「続けて」

マネージャーは勇気づけられて、ますます自信を持って話し出した。

「華名が小清水グループを買収できたら出資すると、高坂家それを公言するなら、銀行側も当然その点を考慮して、小清水グループを彼女に譲るでしょう」

日奈は眉をひそめた。

「でも、私は彼女に手を貸す理由なんてないわ。何の縁もゆかりもないのに」

「忘れたの?」

マネージャーは日奈に身を寄せた。

「小清水グループが成功しているいくつかの企業って、全部エンタメ業界と関わってるのよ。そして、あれだけ短期間で急成長できたのは、SYの支援があったから。

そのSYっていうのは、哲郎様のおじさんのものでしょう?そのSYと繋がれば、今日みたいなことなんてもう心配いらないわ。

秋山どころか、監督本人が出てきても無視できるようになるのよ」

日奈はそっと視線を外し、その目はまるで電球のように少しずつ輝きを増していった。

……

華恋とハイマンは食事を終え、レストランの入り口で名残惜しそうに立ち止まった。

口には出さなかったが、二人とも心の中では分かっていた。今回の別れを最後に、もう会えなくなるか
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