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第809話

Penulis: 落流蛍
2時間は時也にとって、とても貴重で、一秒たりとも無駄にしたくなかった。

もしできるなら、彼は自分の全財産を使ってでも、その2時間を無限に延ばし、永遠にしたいと思った。

しかし、時間の前では、彼も無力な普通の人間に過ぎなかった。

2時間はあっという間に過ぎ、華恋が目を覚ます直前、時也は診察室を離れなければならなかった。

診察室を出ると、時也はいつの間にか到着していた商治と水子の姿を見た。

そして……貴仁もいた。

貴仁は商治の目的を察していたらしく、時也を見てすぐに嘲笑した。

「賀茂さん、本当にひどいな。

俺が華恋を連れて行くと約束したのに、結局、友達を手配したとは……」

時也は淡々と言った。

「僕と協力する前からわかってただろう。

僕は華恋をお前に連れて行かせるつもりはなかった」

「確かに、でもその時はお前が哲郎の叔父だとは知らなかった。

もし知っていたら、絶対に愚かに協力なんて提案しなかった」

時也は貴仁の前に歩み寄った。

「言えばいい。いくらが欲しい?」

貴仁は顔色を変えた。

「金で俺の真心を侮辱するつもりか?」

「違う、ただ感謝の気持ちを伝えたい
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