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第278話

Author: 魚ちゃん
明里が首を横に振る。「会わない。ねえ、食材買ってきたの?」

「秘書に買いに行かせたのよ」胡桃が紙袋を提げてキッチンへ向かう。「肉じゃがを作るわね」

明里も胡桃の後ろをついていく。「秘書さんにそんな雑用させちゃ駄目よ。電話してくれれば、私が下のスーパーで買ってきたのに」

「行かせるわけないでしょ」胡桃が言う。「大事な体なんだから、何かあったら大変でしょ。秘書には高い年俸払ってるんだから、食材の買い出しくらいさせて何が悪いの?」

明里が笑って手を伸ばす。「玉ねぎちょうだい、洗うから」

「いいから」胡桃が彼女をキッチンの外へ押し出す。「そこに座って話し相手になってくれれば十分よ」

明里は大人しく椅子に腰掛けた。

胡桃が野菜を整理しながら話し出す。「潤から伝言を預かったわ。浮気はしてないって。陽菜とは何もなかったって。それから近いうちに時間を作って、陽菜と直接会って話したいって」

振り返って明里を見る。「信じる?」

明里が背もたれに体を預ける。「もうどうでもいいわ。どうせ離婚するんだから」

「もし……本当に誤解だったらどうする?」

明里が静かに答える。「最初に彼と結婚した
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