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第410話

Auteur: 魚ちゃん
潤は彼女を見つめ返した。「分かった。じゃあいくつか、俺からも直接質問させてくれ」

明里が頷く。「どうぞ。何でも答えるわ」

潤の瞳には、彼女しか映っていなかった。

大きく深呼吸をしてから、ようやく最初の質問を口にする。

答えなどとっくに分かっているのに、それでも彼女自身の口から聞きたかった。

「最初、俺と結婚したのは……好きだったからか?」

二人の間に沈黙が降りた。見つめ合う瞳には、お互いの影だけが映っている。

潤の心臓が早鐘を打ち、息をするのも苦しいほどだった。

長い沈黙の後、明里がようやく目を伏せ、それから小さく、けれど確かに頷いた。「そうよ」

たった一言。だがそれは、まるで重いハンマーのように、ズシリと潤の心の奥底に響いた。

喉仏が激しく上下し、呼吸が荒くなる。どうしていいか分からず、彼は慌てて水を一口流し込んだ。

だが急ぎすぎたせいで、激しく咳き込んでしまった。

明里が驚いて、すぐにハンカチを取り出し彼に手渡した。

潤がそれを受け取ると、咳のせいで涙目になっていた。「……すまない」

彼はようやく咳を鎮めて言った。「少し、取り乱してしまった」

明里は彼
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