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第494話

Author: 魚ちゃん
明里はゲストルームに行くと、シーツと枕カバーが前回泊まった時のものと変わっていることに気づいた。

ノックの音がして、振り返ると、潤が服を持って立っていた。

「この前服を買いに行った時、これが……もしよかったら着てくれないか?」

彼は少し照れくさそうに差し出した。

「でも俺の方がデザインをとても気に入って、だから両方買った。嫌じゃなければ着てくれないか?」

それは部屋着だった。シンプルで上品なデザインで、とても控えめな色合いだ。

ただ、潤ともあろう男が、いつ自分で服を買いになど行ったというのだろう?

彼の服はすべて高級ブランドから直接自宅に届けられるか、専属のテーラーによるオーダーメイドのはずだ。

こんな言い訳をするのは、ただ彼女に気兼ねなくこの服を受け取ってもらいたいからだ。

いつから、彼はこんなにも彼女の気持ちを気遣い、感情を先回りして考えるようになったのだろう?

でも認めざるを得ないのは、こうした細やかな変化が、明里の心をじんわりと温かくさせているということだ。

彼女は受け取った。

「嫌なわけないじゃない。いくら?送金するわ」

「水臭いことを言うんだね」潤
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