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第7話

Author: 匿名
母の認知症は悪化の一途をたどっており、正気でいられる時間はわずかだった。

一日中、僕の写真だけを抱えて黙り込んでいることも多々あった。

職場からも、そんな母の状態を理由に自宅で静養するよう勧められていた。

会社は母を心配するそぶりを見せていたが、実際には事故死した僕のせいで社の名誉が傷つくことを恐れただけだ。

家には唯一の収入源さえ途絶え、生活は行き詰まった。

駿はもともと浪費家だ。わずか数日で蓄えをすべて使い果たしてしまった。

銀行残高の乏しい数字を見た駿は、迷わず瑠夏に電話をかけた。

瑠夏が慌てて家にやってきた時、母は尚もソファでぼうっとしていた。

「洋子さん、大丈夫ですか?亡くなった人は帰ってきませんよ。これからの生活も大事ですよ!

見てください。駿さんもおばさんに気を使って、すっかり痩せちゃって」

その声を聞き、母は首をぎこちなく動かした。

「駿が痩せた……でも、航は……なぜあの子はまだ帰ってこないの?」

そして、僕の名前を口に出した途端、母は何かに刺激されたかのように、目を見開いた。

「またどこかでふらついているのかしら?あの親不孝者が!」

母は正
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