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第1926話

Auteur: リンフェイ
姫華と弦は知り合いでもないし、交流した機会もほとんどないというのに、弦が彼女を空港まで迎えにきた。

これにはさすがの姫華も驚いてしまって、その場に立ち尽くし一歩も動かなかった。

「神崎さん、この花、あなたにプレゼントです」

善は花束を持って空港に迎えに来ていたが、それは弦も同じだった。

弦は一颯にしつこくつきまとわれて、賭けまでさせられてしまい、負けたことでおとなしく神崎夫人の魔の手から一颯を助けだす手助けをする羽目になってしまった。

弦が姫華に好感を持っているふりをすることで、善に危機感を覚えさせプレッシャーを与えることができる。それに、一颯と姫華をくっつけようとした時のように、弦にあのような事はできない。

詩乃は弦の行動を把握することなどできないので、姫華と弦を偶然を装って近づけさせることなどできないだろう?

それに詩乃もあの九条弦を娘婿に迎えようという幻想は抱きようがない。娘のことをよく理解している詩乃は、弦とは性格的に合わないことを知っている。

弦が花束を姫華の前に差し出すと、彼女は反射的にそれを抱きかかえた。

彼女は花束のほうへ視線を下に向けてから、弦のほう
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