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第988話

Auteur: リンフェイ
亡くなった義父母のお墓はあのクズどもによってどこかへ移されてしまい、唯花姉妹でさえ、今どこにあるのか知らないのだ。彼らの目的は姉妹に両親の墓参りをさせず、智文に「養子」として墓参りさせ、唯花の父親の遺産を正当に相続させようとしているのだ。

両親の話になると、唯花の表情は暗くなった。

理仁は彼女の手を握り、慰めるように言った。「お義父さんとお義母さんがきっと天国から見守っているよ。君とお義姉さんが幸せに暮らしているのを知れば安心するはずだ」

「お父さんとお母さんのもの、必ず取り戻すわ!」

「俺がついているから、思い切ってやっていいさ。一番優秀な弁護士を雇ってやるから、絶対彼らの思うようにさせない」

唯花は力強く頷いた。

「ごほん!」

姫華はわざと咳をして、夫婦二人の会話を遮った。

彼女は夫婦の視線を浴びながら近づいてきた。

「唯花、お母さんからさっき電話があって、一緒に帰ってドレスやメイクの準備して、それからパーティーに行くって」

そして、理仁に向かってまた口を開いた。「唯花が作ってくれた愛妻弁当はもうできてるわ。結城さん、ここで食べていく?それともそれを持ち帰る?」
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