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第380話

Aвтор: 大落
皮膚が切られてしまったところもあり、あっという間に血まみれになり、見るに堪えない様子になっていた。

「博人、私……、ただ水が飲みたくて、うっかりこぼしちゃった。私って本当に役立たずね?」

雪乃は狼狽えている様子で、涙が切れた糸のように流れ落ち、嗚咽しながら言った。

博人は大股で歩み寄り、すぐに彼女を抱き起こし、再びベッドに寝かせた。

「そんなことないよ。どこを怪我した?看護師に手当てしてもらおう」

口では慰めの言葉を並べながらも、心中では少しうんざりしていた。

雪乃が泣く回数が多すぎて、以前ならしっかり慰めていたかもしれないが、今はなぜか煩わしさを感じていた。

もし未央だったら……

彼女はいつも強気で、弱音を吐くことを知らない。

ついあの澄んだ瞳が頭をよぎった。理玖を生んだあの夜大量出血しても、彼女は自分に泣きついたりしなかった。

博人は目が暗くなり、無意識に手に力を入れた。

「いたっ!」

雪乃は痛みに涙が溢れ、今回は本当に可哀想に泣き出した。

博人はため息をつき、仕方なくナースコールを押して看護師を呼んだ。

病室が混乱状態になったその時。

一方、未央はす
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