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第28話

Author: みそ煮
last update publish date: 2026-02-15 22:00:03

「へぇ、それで今野萌子をとうとう白羽区に呼んだってわけか。美里さん、なかなかやるじゃん」

「……まだ返信は来てないんです。だから来てくれるかどうか……」

仕事終わりの夜、美里は宗真といつもの個室レストランでお互いの近況を話していた。

「あ、これはお土産です」

「俺に?ありがとう」

宗真は笑顔で美里の持っていた紙袋を受け取った。

「さっき返事はまだ来てないって言ってたけどさ……兄貴が白羽区にいるわけだし、まぁ普通に考えたら来るんじゃない?」

「そうでしょうか……」

「そうそう!だからあんまり心配しなくていいと思うよ」

宗真はお土産のお菓子を口に運んで幸せそうな笑顔を浮かべた。美里は礼儀として宗助にもお土産を渡そうと思ったが、あいにく彼は甘いものが好きではなかった。

「まぁ、もし誘いに乗らなかったとしても別の方法を考えればいいだけだしね。そんな悩む必要はないよ」

「それもそうですね……」

「俺は今すごい幸せだよ。あとちょっとで口うるさい両親が海外出張でいなくなるからね」

「そういえば、もうそんな時期でしたね」

宗助と宗真の両親――城田社長夫妻は美里も苦手だった。

厳格で古風な考えを持つ夫
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