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第319話

Author: 錦織雫
この二日間、紬はほとんど息つく暇もないほど、忙殺されていた。

宏一から突然、直接二次試験に来るよう連絡があり、急いで準備を進めなければならなかったからだ。

自負はある。だからといって、油断するつもりは微塵もなかった。

学習環境から離れていたブランクは決して短くはない。空き時間を見つけては、必要な専門書を再び読み込んだ。成功には相応の努力が不可欠だとわかっているからだ。

宏一が、わざわざ紬のために枠を空けてくれたのだ。

その期待を裏切るわけにはいかない。

やるからには、最高のものを出す。

金曜日。

紬は承一と技術部の十数名のエンジニアとともに、朝から中身の濃い会議を重ねていた。フライトコントロールシステム、動力系、およびナビゲーションシステムの統合について、徹底的な検証が進められた。

昼を少し過ぎた頃、新エネルギー分野の重鎮である青木社長が訪ねてきた。

国防関係の案件とは別に、紬が密かに温めてきた独自のプロジェクトがあった。その概要を話すと、青木社長は非常に乗り気で、手ごたえのある反応を示した。

話がまとまると、承一が流れで声をかけた。「青木社長、お昼はまだですか?
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